護王神社とは
護王神社(ごおうじんじゃ)は、京都市上京区の京都御所西側に位置する神社です。最大の特徴は、通常の狛犬ではなく狛猪(こまいのしし)が本殿を守護している点で、境内には様々な猪の像が配置されています。
御祭神と由緒
主祭神は和気清麻呂公(わけのきよまろこう)と姉の和気広虫姫(わけのひろむしひめ)です。清麻呂公は奈良時代末期の忠臣で、宇佐八幡宮神託事件の際に道鏡の野望を阻止した人物として知られています。その際、刺客に襲われ足の腱を切られましたが、突如現れた300頭の猪に守られ、霊泉で足の傷も癒えたという伝説が残っています。
この故事から、護王神社は足腰の守護神として信仰を集めるようになりました。
参拝のポイント
狛猪(こまいのしし)
本殿前には一対の狛猪が鎮座しています。阿形(口を開けた雄猪)と吽形(口を閉じた雌猪)があり、雌猪は子猪を従えた珍しい姿です。参拝者はこの狛猪の頭を撫でて足腰の健康を祈願します。
足萎難儀回復の碑
境内には「足萎難儀回復(あしなえなんぎかいふく)」と刻まれた石碑があり、足腰の病気平癒を願う参拝者が多く訪れます。実際に足腰の怪我や病気が治ったという報告も多数寄せられています。
カリン(榠樝)の木
境内にはカリンの木が植えられています。カリンは喉や咳に効くとされ、「かりん」の音が「借りん(借りない)」に通じることから、金運向上の御利益もあるとされています。
絵馬とお守り
猪をモチーフにした絵馬や、足腰守護の御守が授与されています。特に足腰御守はスポーツ選手や高齢者に人気です。
ご利益
- 足腰の健康・病気平癒: 最も有名なご利益
- 厄除け: 和気清麻呂公の故事にちなむ
- 子育て: 和気広虫姫が孤児83人を養育した徳にちなむ
- いのしし年生まれの守護: 亥年生まれの参拝者が多い
- スポーツ上達: アスリートの参拝も多数
アクセス
所在地
〒602-8011 京都府京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町385
交通手段
電車・地下鉄
- 地下鉄烏丸線「丸太町駅」下車、北へ徒歩約7分
バス
- 市バス「烏丸下長者町」下車、徒歩すぐ
- 市バス「堺町御門前」下車、徒歩約5分
徒歩
- 京都御所蛤御門から西へ徒歩約3分
参拝時間
- 境内自由(社務所は通常9:00〜17:00)
駐車場
- 参拝者用の無料駐車場あり(台数に限りあり)
年中行事
- 1月4日: 初護王大祭
- 4月4日: 春季大祭
- 11月1日: 亥子祭(いのこさい) – 護王神社最大の祭礼
まとめ
護王神社は、珍しい狛猪と足腰守護の御利益で知られる京都の隠れた名所です。京都御所観光と合わせて訪れやすい立地にあり、足腰に不安のある方、スポーツをされる方、亥年生まれの方には特におすすめの神社です。
