宇倍神社

宇倍神社
住所 〒680-0151 鳥取県鳥取市国府町宮下651
公式サイト http://www.ubejinja.or.jp/

宇倍神社完全ガイド|因幡国一の宮の歴史・ご利益・参拝情報

宇倍神社とは

宇倍神社(うべじんじゃ)は、鳥取県鳥取市国府町宮下に鎮座する因幡国一の宮です。孝徳天皇大化4年(648年)の創建とされ、1300年以上の歴史を持つ由緒ある神社として、地元はもちろん全国から多くの参拝者が訪れます。

稲葉山の西南麓に位置し、小倉百人一首にも詠われた景勝地に建つ宇倍神社は、式内社(名神大社)として古来より朝廷からも崇敬を集めてきました。旧社格は国幣中社で、現在は神社本庁の別表神社に指定されています。

御祭神・武内宿禰命について

日本最初の大臣

宇倍神社の御祭神は武内宿禰命(たけのうちのすくねのみこと)です。『古事記』『日本書紀』に登場する伝説的な人物で、日本で最初に「大臣」の称号をいただいた、いわば総理大臣の祖ともいえる神様です。

景行・成務・仲哀・応神・仁徳の五代の天皇に仕えたとされ、国家の重要な政務を司りました。その忠誠心と卓越した能力から、国家安泰・政治の神としても信仰されています。

360歳の長寿伝説

武内宿禰命は360余歳まで生きたとされる長寿の神様です。この驚異的な長寿から、延命長寿・健康祈願の御神徳があるとして、古くから人々の崇敬を集めてきました。境内には延命長寿や美に効き目があるとされる手水もあり、参拝者に親しまれています。

紙幣の図柄となった金運の神社

日本で初めて紙幣に採用された神社

宇倍神社が全国的に有名になった理由の一つが、明治32年(1899年)に日本の神社として初めて紙幣の図柄に採用されたことです。一円札に武内宿禰命の肖像と宇倍神社の拝殿が描かれました。

その後も数回にわたり社殿や祭神が紙幣の図案となったことから、「お金に縁がある神社」として広く知られるようになりました。このことから商売繁盛・金運上昇の御神徳があるとされ、経営者や商売をされる方々から篤い信仰を集めています。

商売繁盛・金運上昇のご利益

紙幣との縁から、宇倍神社は「お金に御縁がある神社」として、商売繁盛・金運上昇・財運招福を願う参拝者が全国から訪れます。特に事業の成功や商売の繁栄を祈願する企業経営者や個人事業主の参拝が多く、初詣や決算期には多くの参拝者で賑わいます。

宇倍神社の主なご利益

宇倍神社では以下のようなご利益があるとされています:

  • 金運上昇・商売繁盛:紙幣の図柄に採用された縁起から
  • 延命長寿・健康祈願:360歳まで生きた武内宿禰命の御神徳
  • 国家安泰・開運招福:五代の天皇に仕えた大臣としての功績
  • 厄除け・方位除け:古来より因幡国の守護神として
  • 学業成就・合格祈願:優れた知恵を持つ武内宿禰命にあやかって

境内の見どころ

社殿と参道

宇倍神社の境内は、中央に本殿・拝殿があり、荘厳な雰囲気に包まれています。赤い欄干が美しい太鼓橋は、宇倍神社の特徴的な景観の一つで、多くの参拝者が記念撮影をする人気スポットです。

参道を進むと、歴史を感じさせる石段が続き、境内全体が神聖な空気に満ちています。特に例大祭の際の石段担ぎは迫力満点で、多くの見物客を魅了します。

福徳亀

境内には亀形の石「福徳亀」があります。この亀は触る場所によってご利益が表れるとされており、参拝者に人気のパワースポットとなっています。長寿の象徴である亀と、長寿の神・武内宿禰命の組み合わせは、延命長寿を願う参拝者に特に人気です。

双履石(そうりせき)

境内裏手の山には、武内宿禰命がお隠れになられたとされる「双履石」があります。この聖地は宇倍神社の信仰の原点ともいえる場所で、静かに参拝する人々の姿が見られます。

国府神社

境内左手には境内社の国府神社があります。この神社には「上神社」が合祀されており、宇倍神社の名前の由来に関係するとする説もあります。古代には清音で「うへ」神社と呼ばれていましたが、その語義については諸説あります。

徴古館

社務所の近くには徴古館があり、宇倍神社の歴史や宝物を展示しています。神社の長い歴史を知る上で貴重な資料が保存されており、歴史好きの参拝者には必見のスポットです。

例大祭と御幸祭

宇倍神社例大祭(4月21日)

毎年4月21日に行われる例大祭は、この地域で最も重要なお祭りの一つです。約350年の伝統を受け継ぐ「麒麟獅子舞(きりんじしまい)」が奉納され、多くの参拝者や観光客で賑わいます。

麒麟獅子舞は、因幡地域(鳥取県東部周辺)を中心に見られる一本角が特徴の獅子舞で、荘重で厳粛な舞が特徴です。鳥取県無形民俗文化財に指定されており、地域の貴重な文化遺産として大切に継承されています。

御幸祭(みゆきさい)

例大祭の前後の土日に行われる御幸祭では、全国屈指の大みこしが担ぎ出されます。宮出しと宮入り時の石段担ぎは迫力満点で、祭りのハイライトとなっています。

荘厳な鎧をまとった武者行列や、鳥取藩の参勤交代を再現した奴の舞など、見どころが満載です。艶やかな紅白の衣裳を着た巫女の舞が祭りに彩りを添え、伝統と華やかさが融合した素晴らしい祭典となっています。

ご祈祷について

ご祈祷の受付

宇倍神社では、様々な祈願のご祈祷を受け付けています。商売繁盛、家内安全、厄除け、交通安全、学業成就など、人生の様々な節目や願いに応じたご祈祷が可能です。

ご祈祷の受付時間は基本的に9時から16時までですが、日によって異なる場合があります。公式サイトのご祈祷カレンダーで事前に確認することをおすすめします。団体でのご祈祷を希望される場合は、事前に連絡することが推奨されています。

初宮参り・七五三・厄払い

人生の節目の儀式も宇倍神社で執り行うことができます。初宮参り、七五三、厄払い、還暦祝いなど、伝統的な人生儀礼のご祈祷が人気です。特に長寿の神を祀る神社として、還暦や古希などの長寿祝いのご祈祷は特別な意味を持ちます。

授与所・御朱印

授与所の営業時間

授与所は9時から17時まで開いており、お守りや御札、御朱印などを授与しています。宇倍神社オリジナルのお守りには、金運上昇や商売繁盛、長寿祈願などのご利益に応じた様々な種類があります。

御朱印

御朱印は授与所で受け付けており、因幡国一の宮としての格式ある御朱印をいただくことができます。参拝の記念として、また御朱印帳コレクターの間でも人気があります。

年中行事とお祭り

宇倍神社では、年間を通じて様々な祭事が執り行われています:

  • 1月:歳旦祭、とんど祭
  • 2月:節分祭、祈年祭
  • 4月:例大祭(4月21日)、御幸祭
  • 6月:大祓式
  • 11月:新嘗祭
  • 12月:大祓式、除夜祭

特に4月の例大祭・御幸祭は最も盛大に行われ、県内外から多くの参拝者や観光客が訪れます。

交通アクセス

所在地

住所:〒680-0151 鳥取県鳥取市国府町宮下651

公共交通機関でのアクセス

  • JR鳥取駅から:バスで約20分、「宮ノ下」バス停下車、徒歩約5分
  • 路線バス:日ノ丸自動車バス「国府・岩美線」利用

車でのアクセス

  • 鳥取自動車道:鳥取ICから約15分
  • 国道29号線:鳥取市街地から約20分
  • 駐車場:境内に参拝者用の無料駐車場あり(台数に限りがあるため、祭事の際は混雑が予想されます)

参拝時間と参拝マナー

参拝時間

境内への参拝は基本的に自由ですが、授与所・御朱印の受付時間は9時から17時、ご祈祷の受付は9時から16時(日により異なる)となっています。早朝や夕方以降の参拝も可能ですが、社務所が閉まっている時間帯は御朱印やお守りの授与は受けられません。

参拝の作法

宇倍神社での参拝は、一般的な神社参拝の作法に従います:

  1. 鳥居をくぐる前に一礼
  2. 手水舎で手と口を清める
  3. 参道は中央を避けて歩く
  4. 拝殿前で二拝二拍手一拝
  5. 境内社にも参拝する
  6. 帰りも鳥居をくぐったら振り返って一礼

周辺の観光スポット

因幡万葉歴史館

宇倍神社の近くには因幡万葉歴史館があり、因幡地方の歴史や万葉集との関わりを学ぶことができます。宇倍神社と合わせて訪れることで、この地域の歴史をより深く理解できます。

鳥取砂丘

鳥取市の代表的な観光地である鳥取砂丘は、宇倍神社から車で約30分の距離にあります。日本最大級の砂丘で、国の天然記念物に指定されています。

浦富海岸

日本海の美しい海岸線が続く浦富海岸も、宇倍神社から車で約40分の場所にあります。リアス式海岸の絶景が楽しめ、日本海の風が生んだ自然美を堪能できます。

宇倍神社の歴史

創建から古代

宇倍神社の創建は孝徳天皇大化4年(648年)とされています。武内宿禰命がこの地でお隠れになったことから、その遺徳を偲んで社殿が建立されたと伝えられています。

平安時代には『延喜式神名帳』に「因幡国法美郡 宇倍神社 名神大」と記載され、名神大社として朝廷からも重視されていました。因幡国一の宮として、国司の崇敬も篤く、地域の信仰の中心として栄えました。

中世から近世

中世には戦乱の影響を受けながらも、地域の人々の信仰によって守られてきました。江戸時代には鳥取藩の保護を受け、藩主も参拝に訪れるなど、藩の重要な神社として位置づけられていました。

麒麟獅子舞などの伝統行事もこの時期に確立され、現在まで継承されています。

近代以降

明治時代の神仏分離により、神社としての体制が整えられました。明治4年(1871年)に国幣中社に列格され、明治32年(1899年)には日本の神社として初めて紙幣の図柄に採用されるという栄誉を受けました。

戦後は神社本庁の別表神社となり、現在に至るまで因幡地方の代表的な神社として、多くの参拝者を迎え続けています。

宇倍神社の文化財

麒麟獅子舞

宇倍神社の例大祭で奉納される麒麟獅子舞は、鳥取県無形民俗文化財に指定されています。一本角が特徴の獅子舞で、因幡地域独特の伝統芸能として約350年の歴史を持ちます。

社殿と建造物

宇倍神社の社殿は、長い歴史の中で何度か再建されてきましたが、伝統的な神社建築の様式を保っています。境内全体が歴史的な雰囲気を醸し出しており、訪れる人々に神聖な空気を感じさせます。

宇倍神社での奉仕・求人

宇倍神社では、神職、巫女、事務職、境内管理などの仕事を紹介しています。特に正月期間には巫女の奉仕者を募集することがあり、伝統的な神社での奉仕を通じて貴重な経験を積むことができます。

求人の募集は不定期で行われており、詳細は公式サイトで確認できます。神社での奉仕に興味がある方は、定期的に情報をチェックすることをおすすめします。

団体参拝・観光について

観光バスなどでの団体参拝も受け入れており、事前に連絡することで対応してもらえます。修学旅行や社員旅行、町内会の旅行などで宇倍神社を訪れる際は、事前に問い合わせることで、スムーズな参拝が可能になります。

よくある質問と回答は公式サイトに掲載されているため、団体の担当者は事前に確認しておくと良いでしょう。

まとめ

宇倍神社は、1300年以上の歴史を持つ因幡国一の宮として、長寿・金運・商売繁盛のご利益で知られる由緒ある神社です。日本で初めて紙幣の図柄に採用された神社として全国的に有名であり、武内宿禰命を祀る聖地として多くの参拝者が訪れます。

毎年4月の例大祭・御幸祭では、伝統の麒麟獅子舞や迫力ある神輿の石段担ぎなど、見どころが満載です。境内には福徳亀や双履石などのパワースポットもあり、参拝者に親しまれています。

鳥取県鳥取市国府町宮下に鎮座する宇倍神社は、交通アクセスも良好で、周辺には鳥取砂丘や浦富海岸などの観光スポットもあります。鳥取を訪れる際は、ぜひ宇倍神社に参拝して、長寿と金運のご利益を授かってください。

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