寒川神社

住所 〒253-0106 神奈川県高座郡寒川町宮山3916
公式サイト http://samukawajinjya.jp/index-sp.html

寒川神社完全ガイド|八方除の御神徳・歴史・参拝方法から御朱印まで徹底解説

神奈川県高座郡寒川町に鎮座する寒川神社(さむかわじんじゃ)は、相模國一之宮として1600年以上の歴史を誇る古社です。全国で唯一「八方除」の御神徳で知られ、年間約200万人もの参拝者が訪れる関東屈指の名社として、地元の人々だけでなく全国から篤い信仰を集めています。

本記事では、寒川神社の歴史、御祭神、八方除の意味、参拝方法、御朱印、アクセス情報まで、初めて訪れる方から何度も参拝されている方まで役立つ情報を網羅的にご紹介します。

寒川神社とは

寒川神社は、神奈川県高座郡寒川町宮山に鎮座する神社で、相模國一之宮として古くから朝廷や武家の崇敬を受けてきました。式内社(名神大社)に列せられ、旧社格は国幣中社、現在は神社本庁の別表神社に指定されています。

相模川の北岸に位置し、広大な境内には樹齢数百年の杜が広がり、神聖な雰囲気に包まれています。初詣の時期には三が日だけで約50万人が訪れ、特に八方除の御祈祷を受けるために多くの参拝者が全国から集まります。

相模國一之宮としての格式

一之宮とは、律令時代に各国で最も社格が高いとされた神社のことです。寒川神社は相模國(現在の神奈川県の大部分)における一之宮として、地域の守護神・総鎮守として重要な役割を果たしてきました。

歴代の朝廷や幕府からも崇敬され、源頼朝、北条氏、徳川家などの武家からも篤く信仰されてきた歴史があります。

御祭神と御神徳

御祭神

寒川神社の御祭神は以下の二柱です。

  • 寒川比古命(さむかわひこのみこと)
  • 寒川比女命(さむかわひめのみこと)

この二柱を総称して「寒川大明神(さむかわだいみょうじん)」と奉称します。寒川大明神は相模國を中心に広く関東地方を御開拓になられ、あらゆる殖産興業の途を授け、衣食住等の人間生活の根源を開発指導された「関東の親神様」として崇められています。

八方除の御神徳

寒川神社の最大の特徴は、全国で唯一の八方除の守護神であることです。

八方除とは、地相・家相・方位・日柄などに起因するすべての災禍を取り除き、あらゆる悪事災難から身を守る御神徳です。方位や方角に関わる災いだけでなく、人生のあらゆる場面で降りかかる厄災を払い、良い方向へ導いてくださるとされています。

具体的には以下のような場面で八方除の御祈祷を受ける方が多くいらっしゃいます。

  • 新築・増改築・土地購入
  • 転居・引っ越し
  • 転職・就職・開業
  • 旅行・出張
  • 厄年
  • 人生の節目・転換期

八方とは、東西南北の四方と北東・南東・南西・北西の四隅を合わせた八つの方位を指し、そのすべての方位からの災いを除けることから「八方除」と呼ばれています。

その他の御神徳

八方除以外にも、寒川神社には以下のような御神徳があるとされています。

  • 開運招福
  • 産業振興
  • 商売繁盛
  • 家内安全
  • 交通安全
  • 厄除け
  • 縁結び

寒川神社の歴史

創建と古代の歴史

寒川神社の創建年代は明確ではありませんが、社伝によれば約1600年以上前に遡るとされています。奈良時代や平安時代の古文書にもその名が記され、古くから朝廷の崇敬を受けていたことが確認されています。

『延喜式神名帳』(927年)には「相模國高座郡 寒川神社 名神大」と記載されており、名神大社として最高位の社格を有していました。また、『続日本後紀』などの史書にも寒川神社に関する記述が見られます。

中世・近世の発展

鎌倉時代には、源頼朝をはじめとする鎌倉幕府の武将たちから篤く信仰されました。北条氏も代々寒川神社を崇敬し、社殿の造営や神領の寄進が行われました。

戦国時代には一時的に衰退しましたが、江戸時代に入ると徳川家の庇護を受け、再び隆盛を取り戻しました。歴代将軍から朱印地を賜り、関東の総鎮守として広く信仰を集めるようになりました。

近代以降

明治時代の社格制度では国幣中社に列格され、戦後は神社本庁の別表神社となりました。現在の社殿は昭和52年(1977年)に造営されたもので、権現造の荘厳な建築様式を誇ります。

平成に入ってからも境内整備が進められ、客殿「参集殿」の建設や、神嶽山神苑の整備などが行われ、現在も多くの参拝者を迎え入れています。

境内案内

寒川神社の境内は広大で、見どころが多数あります。主要な施設をご紹介します。

一の鳥居・二の鳥居

参道には立派な鳥居が二基あり、神域への入口を示しています。鳥居をくぐる際は一礼してから進みましょう。

手水舎

参拝前に心身を清める場所です。作法に従って手と口を清めてから本殿へ進みます。

三の鳥居・神門

三の鳥居をくぐると、正面に朱塗りの神門が見えます。この神門は境内の内と外を分ける重要な結界です。

拝殿・本殿

昭和52年に造営された権現造の社殿は、荘厳かつ美しい建築です。本殿には御祭神が祀られており、拝殿で参拝を行います。

渾天儀(こんてんぎ)

境内には方位を示す渾天儀が設置されており、八方除の神社らしい特徴的な装置です。

神嶽山神苑(かんたけやましんえん)

平成26年に開苑した美しい庭園で、四季折々の自然を楽しむことができます。池や滝、茶室などがあり、心静かに散策できる空間です。

末社・摂社

境内には以下のような末社・摂社があります。

  • 宮山神社
  • 稲荷神社
  • 八坂神社
  • 祖霊社

それぞれに異なる御神徳があり、本殿参拝後に巡拝する方も多くいらっしゃいます。

社務所・授与所

御朱印、お守り、御札などを授与していただける場所です。八方除のお守りや開運招福のお守りなど、種類も豊富です。

参拝方法とマナー

基本的な参拝作法

  1. 鳥居の前で一礼:鳥居をくぐる前に一礼します
  2. 参道の端を歩く:参道の中央は神様の通り道とされているため、端を歩きます
  3. 手水舎で清める
  • 右手で柄杓を持ち、左手を清める
  • 左手に持ち替えて右手を清める
  • 再び右手に持ち替え、左手に水を受けて口をすすぐ
  • 左手を再度清める
  • 柄杓を立てて柄を清める
  1. 拝殿で参拝
  • 賽銭箱にお賽銭を入れる
  • 二拝二拍手一拝(二礼二拍手一礼)
  • 深く二回お辞儀をする
  • 二回拍手を打つ
  • 心を込めてお祈りする
  • 深く一回お辞儀をする
  1. 退出時も一礼:境内を出る際、鳥居の前で振り返って一礼します

八方除の御祈祷

八方除の御祈祷を受けたい場合は、社務所で受付を行います。予約は不要で、当日受付が可能です。

御祈祷受付時間:8:00~17:00(年中無休)

御祈祷料は5,000円から(金額によって授与品が異なります)。御祈祷では神職が祝詞を奏上し、玉串奉奠を行います。所要時間は約20~30分です。

御朱印情報

寒川神社では美しい御朱印をいただくことができます。

御朱印の種類

  • 通常の御朱印:寒川神社の社印と日付が記されます
  • 特別御朱印:正月や例祭など特別な時期に授与される限定御朱印もあります

御朱印の受付

受付場所:社務所・授与所
受付時間:8:00~17:00
初穂料:500円(変更の可能性あり)

御朱印帳も授与されており、寒川神社オリジナルのデザインが人気です。

年中行事・祭事

寒川神社では年間を通じて様々な祭事が執り行われます。

主な年中行事

1月

  • 元旦祭(1月1日)
  • 歳旦祭(1月1日)
  • 元始祭(1月3日)

2月

  • 節分祭(2月3日頃)
  • 祈年祭(2月17日)

4月

  • 春季大祭(4月)

6月

  • 夏越大祓(6月30日)

9月

  • 例祭(9月20日)
  • 秋季大祭(9月)

11月

  • 新嘗祭(11月23日)
  • 七五三(11月)

12月

  • 師走大祓(12月31日)
  • 除夜祭(12月31日)

例祭

9月20日に執り行われる例祭は、寒川神社で最も重要な祭事です。神輿渡御や神楽奉納など、様々な神事が行われます。

アクセス情報

電車でのアクセス

最寄り駅:JR相模線「宮山駅」

  • 宮山駅から徒歩約5分

その他の路線から

  • JR東海道線「茅ヶ崎駅」から相模線に乗り換え
  • 小田急線・相鉄線「海老名駅」から相模線に乗り換え

車でのアクセス

高速道路利用

  • 圏央道「寒川北IC」から約3分(約1km)
  • 東名高速「厚木IC」から約20分
  • 小田原厚木道路「伊勢原IC」から約20分

住所:〒253-0106 神奈川県高座郡寒川町宮山3916

駐車場

境内に無料駐車場があります(約400台収容可能)。ただし、正月や祭事の際は大変混雑するため、公共交通機関の利用をおすすめします。

参拝時間・社務所営業時間

参拝時間:6:00~日没まで(年中無休)
社務所・授与所:8:00~17:00
御祈祷受付:8:00~17:00

※時期によって変更される場合がありますので、公式サイトで最新情報をご確認ください。

寒川神社参集殿(結婚式場)

寒川神社の境内には「寒川神社参集殿」があり、神前結婚式を執り行うことができます。

広大な杜に囲まれた荘厳な雰囲気の中で、伝統的な日本の結婚式を挙げることができます。披露宴会場や控室も完備されており、少人数から大人数まで対応可能です。

お問い合わせ:寒川神社参集殿(TEL: 0467-75-5555)

周辺観光スポット

寒川神社を訪れた際に立ち寄りたい周辺スポットをご紹介します。

寒川町観光協会

寒川町の観光情報を得られる施設で、地元の特産品やお土産も購入できます。

相模川沿いの散策

相模川沿いには遊歩道が整備されており、自然を楽しみながら散策できます。

近隣の飲食店

寒川神社周辺には参拝後に立ち寄れる飲食店が多数あります。和食、洋食、カフェなど様々なジャンルの店舗があり、ランチやお茶を楽しむことができます。

寒川神社の魅力と参拝のポイント

八方除の御神徳を授かる

人生の転機や新しいことを始める際、八方除の御祈祷を受けることで、あらゆる災いから身を守り、良い方向へ導いていただけます。

四季折々の自然を楽しむ

広大な境内には四季折々の自然があり、特に神嶽山神苑では美しい庭園を散策できます。春の桜、初夏の新緑、秋の紅葉など、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。

歴史と伝統を感じる

1600年以上の歴史を持つ古社で、相模國一之宮としての格式と伝統を肌で感じることができます。

心静かに祈る時間

都会の喧騒から離れた神聖な空間で、心を落ち着けて自分自身と向き合う時間を持つことができます。

まとめ

寒川神社は、全国唯一の八方除の御神徳を持つ相模國一之宮として、1600年以上にわたり人々の信仰を集めてきました。人生の節目や新しいスタートを切る際に、八方除の御祈祷を受けることで、あらゆる災いから身を守り、良い方向へ導いていただけます。

広大な境内には荘厳な社殿や美しい神苑があり、四季折々の自然を楽しみながら心静かに参拝することができます。JR相模線宮山駅から徒歩5分、圏央道寒川北ICから車で3分とアクセスも良好です。

初詣、厄除け、人生の転機、旅行の前など、様々な場面で寒川神社を訪れ、八方除の御神徳を授かってみてはいかがでしょうか。関東を代表する名社で、きっと心に残る参拝体験ができるはずです。

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