平塚八幡宮

住所 〒254-0041 神奈川県平塚市浅間町1−6
公式サイト http://www.hachiman.org/

平塚八幡宮完全ガイド|1600年の歴史を持つ相模國一國一社の魅力とご利益

神奈川県平塚市浅間町に鎮座する平塚八幡宮は、約1600年の歴史を持つ由緒正しい神社です。古くは「鶴峯山八幡宮」と称され、相模國一國一社の八幡宮として、地域の人々から「鎮地大神」として崇敬されてきました。湘南エリアを代表する神社として、厄除けや安産祈願、七五三など、人生の節目における祈願の場として多くの参拝者が訪れています。

平塚八幡宮の歴史と由緒

創建の由来と仁徳天皇の御心

平塚八幡宮の創建は、今から約1600年前の仁徳天皇68年(西暦380年頃)に遡ります。当時、相模国を含む関東地方を大地震が襲い、多くの民が苦しんでいました。この惨状を憂えた第16代仁徳天皇は、国土の安穏と民の平安を祈願するため、第15代應神天皇の御神霊をこの地にお祀りすることを決められました。

この創建の経緯は、単なる神社の建立ではなく、天皇自らが民の苦しみに心を痛め、災害からの復興と平和を願った歴史的な出来事として、現在まで語り継がれています。

鶴峯山八幡宮から平塚八幡宮へ

平塚八幡宮は創建当初、「鶴峯山八幡宮」と称されていました。この名称は、かつて境内地が小高い丘陵地にあり、鶴が舞い降りる美しい山として知られていたことに由来します。時代を経て、地域の発展とともに「平塚八幡宮」という現在の名称が定着しました。

相模國一國一社の格式

平塚八幡宮は「相模國一國一社の八幡宮」として特別な地位を占めています。これは相模国全体を代表する唯一の八幡宮という意味であり、古来より地域における精神的な中心として機能してきました。この格式は、歴代天皇や武家からの崇敬の厚さを物語っています。

御祭神とご利益

主祭神の三柱

平塚八幡宮には三柱の神様がお祀りされています。

應神天皇(おうじんてんのう)
第15代天皇であり、八幡神として武運・勝負運の神様として知られています。また、殖産興業や文化の発展にも功績があったことから、産業の神としても信仰されています。

神功皇后(じんぐうこうごう)
應神天皇の母君であり、安産・子育ての守護神として崇敬されています。古来より妊婦や子育て中の母親からの信仰が篤く、安産祈願の参拝者が絶えません。

武内宿禰(たけのうちのすくね)
五代の天皇に仕えた伝説的な忠臣で、長寿と知恵の象徴とされています。国家安泰や家内安全のご利益があるとされています。

主なご利益

平塚八幡宮では、以下のようなご利益が授かるとされています:

  • 厄除け・八方除・方位除:災厄から身を守り、あらゆる方位からの災いを防ぐ
  • 安産祈願・子授け:神功皇后の御神徳により、安産と子宝のご利益
  • 子育て・七五三:子どもの健やかな成長を見守る
  • 武運・勝負運:應神天皇の御神徳による勝負事や試験の成功
  • 地震・災害除け:創建の由来にある通り、震災からの守護
  • 家内安全・商売繁盛:家族の幸せと事業の繁栄

境内の見どころ

本殿と社殿建築

平塚八幡宮の本殿は、伝統的な八幡造りの様式を持つ荘厳な建築物です。現在の社殿は近代に再建されたものですが、古来の様式を忠実に再現しており、その美しさは多くの参拝者を魅了しています。

平塚弁財天社

境内には「平塚弁財天社」が鎮座しており、芸能・財福の神として信仰されています。湘南ひらつか七福神めぐりの一社として、多くの参拝者が訪れる人気のスポットです。弁財天は音楽や芸術の神様としても知られ、芸能関係者や学生からの参拝も多く見られます。

神池と自然環境

境内には美しい神池があり、四季折々の自然を楽しむことができます。都市部に位置しながらも、豊かな緑に囲まれた静謐な空間は、参拝者に心の安らぎを与えています。

年間行事と祭事

例大祭(8月15日)

平塚八幡宮の最も重要な祭事が、毎年8月15日に行われる例大祭です。夏祭りとして地域全体が盛り上がり、ぼんおどりや歩射神事などの伝統行事が執り行われます。多くの露店が立ち並び、地域住民や観光客で賑わいます。

ぼんぼりまつり

夏の風物詩として親しまれているのが「ぼんぼりまつり」です。境内に数多くのぼんぼりが灯され、幻想的な雰囲気を醸し出します。夕暮れ時から夜にかけての参拝は特に美しく、写真撮影スポットとしても人気です。

大祓(茅の輪くぐり)

6月30日と12月31日に行われる大祓は、半年間の罪穢れを祓い清める重要な神事です。特に夏越の大祓(6月30日)では、茅の輪くぐりが行われ、多くの参拝者がこの輪をくぐることで無病息災を祈願します。

国府祭(こうのまち)

毎年5月5日には、大磯町国府本郷の神揃山で行われる伝統的な祭事「国府祭」に参加します。これは相模五社(寒川神社、川勾神社、比々多神社、前鳥神社、平塚八幡宮)が集う由緒ある祭りで、相模国の歴史を今に伝える重要な行事です。平塚八幡宮は五宮格として参加しています。

その他の年中行事

  • 初詣(1月1日~3日):新年の幸福を祈願する参拝者で賑わいます
  • 節分祭(2月3日):豆まきや厄除け祈願が行われます
  • 七五三詣(11月):子どもの成長を祝う家族連れで境内が華やぎます
  • 月次祭:毎月15日に行われる定例の祭事

ご祈願とお祓い

主なご祈願の種類

平塚八幡宮では、人生の様々な節目や願い事に応じたご祈願を受け付けています。

厄除け・八方除・方位除
厄年を迎える方や、引っ越し・転職など人生の転機を迎える方のための祈願です。特に八方除は、あらゆる方位からの災いを防ぐ強力なお祓いとして人気があります。

安産祈願
妊娠5ヶ月目の戌の日に行うのが一般的です。神功皇后の御神徳により、母子ともに健康な出産を祈願します。腹帯の持参も可能です。

初宮詣(お宮参り)
赤ちゃんの誕生を神様に報告し、健やかな成長を祈願します。男児は生後31日目、女児は33日目が目安とされていますが、母子の体調に合わせて調整可能です。

七五三詣
3歳・5歳・7歳の子どもの成長を祝い、今後の健康と幸福を祈願します。11月が最も混雑しますが、10月から12月初旬まで受け付けています。

車のお祓い(交通安全祈願)
新車購入時や事故防止のための祈願です。車を境内に乗り入れてのお祓いが可能です。

その他の祈願

  • 合格祈願・学業成就
  • 商売繁盛・事業繁栄
  • 病気平癒
  • 家内安全
  • 良縁祈願・縁結び

結婚式

平塚八幡宮では、伝統的な神前結婚式を執り行うことができます。由緒ある神社での挙式は、厳かで思い出深いものとなるでしょう。挙式の予約や詳細については、事前に社務所へお問い合わせください。

ご祈願の受付時間

平日

  • 受付時間:午前9時30分~午後3時50分
  • 社務時間:午前9時~午後4時30分

土日祝日

  • 受付時間:午前8時30分~午後3時50分
  • 社務時間:午前8時30分~午後4時30分

※予約は不要ですが、団体の場合や結婚式の場合は事前連絡が推奨されます。

授与品とお守り

各種お守り

平塚八幡宮では、様々なご利益に応じたお守りを授与しています。

  • 厄除守:厄年の方や災難除けを願う方に
  • 安産守:妊婦さんの安産を祈願
  • 学業成就守:受験生や学生に人気
  • 交通安全守:車や自転車の安全運転を守護
  • 健康守:病気平癒や健康維持を願う方に
  • 縁結び守:良縁を求める方に

御朱印

平塚八幡宮では、参拝の記念として御朱印を授与しています。通常の御朱印のほか、季節限定の特別御朱印が頒布されることもあります。社務所にて御朱印帳を提示すれば、丁寧に書いていただけます。

Instagramの公式アカウント(@hiratsukahachiman)では、最新の御朱印情報や境内の様子が随時更新されていますので、参拝前にチェックするのもおすすめです。

アクセスと基本情報

所在地

平塚八幡宮
〒254-0041 神奈川県平塚市浅間町1-6

電話・FAX

  • 電話:0463-23-3315
  • FAX:0463-22-1918

電車でのアクセス

JR東海道線「平塚駅」から

  • 北口より徒歩約8分
  • 駅を出て北方向へ直進し、平塚市役所方面へ向かいます
  • 湘南エリアの主要駅からのアクセスも良好です

車でのアクセス

東名高速道路から

  • 厚木ICより約30分
  • 小田原厚木道路「平塚IC」より約15分

国道134号線(湘南エリア)から

  • 国道134号線より平塚市街地方面へ

駐車場

境内に参拝者用の駐車場があります。ただし、初詣期間や祭礼時は混雑が予想されるため、公共交通機関の利用が推奨されます。

参拝時間

境内への参拝は基本的に自由ですが、社務所の開所時間は以下の通りです。

  • 平日:午前9時~午後4時30分
  • 土日祝日:午前8時30分~午後4時30分

平塚八幡宮と歴史上の人物

源頼朝公との関係

鎌倉幕府を開いた源頼朝公は、平塚八幡宮を深く崇敬していました。武家の棟梁として、武運長久を祈願するため度々参拝したと伝えられています。頼朝公の信仰は、その後の武家社会における八幡信仰の広がりにも影響を与えました。

徳川家康公の崇敬

江戸幕府を開いた徳川家康公も平塚八幡宮を崇敬し、社領の寄進や社殿の修復などを行いました。徳川家の庇護により、平塚八幡宮は江戸時代を通じて繁栄を続けました。

歴代天皇の御崇敬

創建以来、歴代天皇からの崇敬を受けてきた平塚八幡宮は、朝廷との深い結びつきを持っています。特に国家の安泰や民の平安を祈る勅願所としての役割を果たしてきました。

周辺の見どころと観光

平塚市の観光スポット

平塚八幡宮の参拝と合わせて訪れたい周辺スポットをご紹介します。

湘南ひらつか七福神めぐり
平塚弁財天社を含む七つの寺社を巡る人気の巡礼コースです。徒歩で回れる距離にあり、半日から一日で完走できます。

平塚市美術館
湘南地域の美術文化を発信する美術館で、企画展も充実しています。

湘南ベルマーレひらつか総合公園
スポーツ施設が充実した総合公園で、家族連れにも人気です。

平塚グルメ

参拝後は、平塚の名物グルメを楽しむのもおすすめです。湘南の新鮮な海の幸を使った料理や、地元で愛される老舗の味を堪能できます。

参拝のマナーと作法

基本的な参拝作法

鳥居のくぐり方
鳥居は神域への入口です。一礼してからくぐり、参道の中央は避けて歩きましょう。

手水の作法

  1. 右手で柄杓を持ち、左手を清める
  2. 左手に持ち替えて右手を清める
  3. 再び右手に持ち替え、左手に水を受けて口をすすぐ
  4. 左手を再度清める
  5. 柄杓を立てて柄の部分を清め、元の位置に戻す

拝殿での参拝

  1. 賽銭箱の前で軽く一礼
  2. 賽銭を静かに入れる
  3. 鈴を鳴らす
  4. 二拝二拍手一拝(二回深く礼、二回拍手、一回深く礼)
  5. 一歩下がって軽く一礼

参拝時の服装

普段着で構いませんが、清潔感のある服装を心がけましょう。ご祈願を受ける場合は、カジュアルすぎる服装(短パン、サンダルなど)は避けることが望ましいです。

平塚八幡宮の現代における役割

地域コミュニティの中心

平塚八幡宮は、単なる信仰の場としてだけでなく、地域コミュニティの中心としても機能しています。祭礼や行事を通じて、世代を超えた交流の場となっており、地域の絆を深める役割を果たしています。

SNSでの情報発信

現代では、Instagram(@hiratsukahachiman)やFacebookなどのSNSを通じて、積極的に情報発信を行っています。境内の四季の様子、行事の予定、限定御朱印の情報などがタイムリーに更新されており、若い世代の参拝者も増加しています。

文化財の保護と継承

長い歴史を持つ平塚八幡宮は、有形・無形の文化財を数多く保有しています。これらの貴重な文化遺産を次世代に継承していくため、保存・修復活動にも力を入れています。

まとめ

神奈川県平塚市浅間町に鎮座する平塚八幡宮は、約1600年の歴史を持つ相模國一國一社の格式ある神社です。仁徳天皇の御心により創建され、應神天皇、神功皇后、武内宿禰を御祭神として、厄除け、安産祈願、武運長久など多様なご利益で崇敬を集めています。

源頼朝公や徳川家康公をはじめとする歴史上の人物からも崇敬され、相模五社の一つとして国府祭に参加するなど、地域の精神的支柱としての役割を果たしてきました。

湘南エリアの平塚駅から徒歩8分という好立地にありながら、豊かな自然に囲まれた静謐な空間を提供しています。例大祭やぼんぼりまつり、茅の輪くぐりなどの年間行事も充実しており、一年を通じて多くの参拝者で賑わいます。

平塚八幡宮へのご参拝は、歴史と伝統に触れながら、心の安らぎと新たな活力を得る貴重な機会となるでしょう。人生の節目や日々の感謝を伝えに、ぜひ足を運んでみてください。

お問い合わせ
平塚八幡宮
〒254-0041 神奈川県平塚市浅間町1-6
TEL:0463-23-3315
公式Instagram:@hiratsukahachiman

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