日吉山王神社(山梨県山梨市)

日吉山王神社(山梨県山梨市)
住所 〒404-0012 山梨県山梨市牧丘町室伏2990
公式サイト http://www.yamanashi-jinjacho.or.jp/intro/search/detail/2099

日吉山王神社(山梨県山梨市)完全ガイド|歴史・御祭神・アクセス・祭礼情報

山梨県山梨市牧丘町室伏に鎮座する日吉山王神社は、古代より地域の信仰を集めてきた由緒ある神社です。かつては「甲州三御幸」の一つに数えられた東御幸の伝統を持ち、現在も地域の人々によって大切に守られています。本記事では、日吉山王神社の歴史、御祭神、祭礼、アクセス方法など、参拝に役立つ情報を詳しくご紹介します。

日吉山王神社の基本情報

所在地: 山梨県山梨市牧丘町室伏2990

宗教法人: 神社本庁包括

管轄: 山梨県神社庁

日吉山王神社は、山梨市の北部、牧丘町室伏地区に位置する神社です。周辺は自然豊かな山間部で、古くから農業を中心とした地域社会の精神的支柱として信仰されてきました。

日吉山王神社の歴史と由緒

古代大社としての格式

日吉山王神社は、『甲斐国志』に記録が残る歴史ある神社です。同書によれば、「社記に云『当社は古代大社にして』」と記されており、古くから地域において重要な位置を占める大きな神社であったことが分かります。

山王信仰は、比叡山延暦寺の守護神である日吉大社(滋賀県大津市)を起源とする信仰で、全国各地に広まりました。山梨県内にも複数の山王神社が存在しますが、日吉山王神社はその中でも特に古い歴史を持つ神社の一つとされています。

甲州三御幸と東御幸の伝統

日吉山王神社を語る上で欠かせないのが、「甲州三御幸」の一つである「東御幸」の伝統です。

『甲斐国志』によれば、かつて以下のような神事が行われていました:

  • 時期: 毎年四月第二の申日
  • 参加神社:
  • 成沢の唐土明神
  • 下荻原の山王権現(日吉山王神社)
  • 栗原筋上神内川村山王権現(神幸先)
  • 内容: 三社の神輿が上神内川村の山王権現へ神幸し、そこに鎮座
  • 還御: 十一月第二の申日に当社(日吉山王神社)へ遷御

この神事は「東御幸」と称され、甲州における重要な三つの御幸(神様の行幸)の一つとして数えられていました。神様が別の神社へ移動し、半年以上滞在した後に戻るという、非常に特徴的な祭礼形態でした。

祭礼の変遷

残念ながら、この壮大な東御幸の神事は、いつの頃からか途絶えてしまいました。『甲斐国志』には「いつのころよりか止められ」と記されています。

しかし、神事の伝統は形を変えて継承されました。東御幸が行われなくなった後も、「四月申日三御輿笛吹川原へ渡御す」という形で、三基の神輿が笛吹川の河原へ渡御する祭礼が続けられていたことが記録されています。

現在の祭礼と年中行事

例大祭(春季大祭)

現在の日吉山王神社では、毎年4月11日に例大祭が執り行われています。

かつての申日(さるのひ)に行われていた伝統から、固定日の4月11日へと変更されましたが、春の訪れを祝い、五穀豊穣や地域の安寧を祈願する重要な祭礼として、今も地域の人々に大切にされています。

例大祭では、神職による祭典が厳かに執り行われ、氏子や地域住民が参列して神様への感謝と祈りを捧げます。

その他の年中行事

日吉山王神社では、例大祭以外にも以下のような年中行事が行われていると考えられます(一般的な神社の年中行事に準じます):

  • 元旦祭: 1月1日、新年を祝う祭典
  • 節分祭: 2月、厄除けと福を招く祭り
  • 夏越の大祓: 6月末、半年間の罪穢れを祓う神事
  • 秋季例祭: 秋、収穫への感謝を捧げる祭典
  • 年越の大祓: 12月末、一年の罪穢れを祓う神事

詳細な祭礼日程については、山梨県神社庁または地元の氏子総代にお問い合わせください。

御祭神について

日吉山王神社の御祭神は、山王信仰の中心である大山咋神(おおやまくいのかみ)を主祭神としていると考えられます。

大山咋神とは

大山咋神は、『古事記』に登場する神様で、山の神、水の神として信仰されています。

  • 神格: 山の守護神、農業神、醸造神
  • 御神徳: 五穀豊穣、商売繁盛、家内安全、厄除開運
  • 本社: 日吉大社(滋賀県大津市)

比叡山の守護神として知られ、延暦寺の発展とともに全国に広まった山王信仰の中心的な神様です。

山王信仰の特徴

山王信仰は、神仏習合の影響を強く受けた信仰形態です。「山王権現」という呼称は、神道の神である大山咋神が、仏教の権現(仏が仮に神の姿で現れたもの)として信仰される形態を示しています。

明治時代の神仏分離により、多くの山王権現が「日吉神社」「山王神社」などの名称に改められましたが、日吉山王神社は両方の名称を残している点が特徴的です。

日吉山王神社へのアクセス

所在地

〒404-0013
山梨県山梨市牧丘町室伏2990

車でのアクセス

中央自動車道から:

  • 勝沼ICから約30分
  • または一宮御坂ICから約35分

国道140号線(雁坂みち)を利用し、牧丘方面へ向かいます。室伏地区に入ってから案内標識や地元の方への確認をおすすめします。

駐車場: 詳細不明(小規模な参拝者用駐車スペースがある可能性があります)

公共交通機関でのアクセス

最寄り駅: JR中央本線「山梨市駅」

山梨市駅からは、市営バスまたはタクシーの利用が必要です。牧丘町室伏地区は山間部に位置するため、公共交通機関でのアクセスは限定的です。

タクシー: 山梨市駅から約20~25分(料金目安:3,000~4,000円程度)

アクセス時の注意点

  • 山間部に位置するため、冬季は積雪や路面凍結の可能性があります
  • カーナビで検索する際は、住所(山梨市牧丘町室伏2990)を入力してください
  • 細い道や急坂がある可能性があるため、運転には十分注意してください
  • 事前に地図で経路を確認することをおすすめします

周辺の観光スポット

日吉山王神社がある山梨市牧丘町周辺には、自然や歴史を楽しめるスポットが点在しています。

西沢渓谷

日本の滝百選にも選ばれた「七ツ釜五段の滝」で有名な渓谷。新緑と紅葉の名所として知られ、約3時間半の遊歩道コースが整備されています。

所要時間: 日吉山王神社から車で約20分

笛吹川フルーツ公園

山梨の特産品である果物をテーマにした公園。甲府盆地を一望できる展望台があり、夜景スポットとしても人気です。

所要時間: 日吉山王神社から車で約25分

乾徳山

標高2,031mの山梨百名山の一つ。登山愛好家に人気の山で、山頂からの眺望は絶景です。

所要時間: 日吉山王神社から登山口まで車で約15分

窪平温泉

牧丘町にある温泉施設。登山や観光の疲れを癒すのに最適です。

所要時間: 日吉山王神社から車で約10分

参拝時のマナーと注意事項

基本的な参拝作法

  1. 鳥居をくぐる前に一礼
  2. 手水舎で身を清める(ある場合)
  • 左手、右手の順に清める
  • 口をすすぐ
  • 柄杓の柄を清める
  1. 拝殿前で二礼二拍手一礼
  • 二回深くお辞儀
  • 二回拍手
  • 一回深くお辞儀

参拝時の注意点

  • 静かな山間の神社ですので、騒がず静粛に参拝しましょう
  • 神社の敷地内は神聖な場所です。ゴミは必ず持ち帰りましょう
  • 写真撮影は可能ですが、本殿など神聖な場所では控えめに
  • 地元の方々の信仰の場ですので、敬意を持って接しましょう
  • 無人の場合もありますので、御朱印等については事前に確認が必要です

日吉山王神社の魅力

歴史ロマンを感じる古社

日吉山王神社の最大の魅力は、その歴史の深さにあります。『甲斐国志』に記録される「甲州三御幸」の一つ、東御幸の伝統を持つ神社として、山梨県の神社史において重要な位置を占めています。

現在は途絶えてしまった壮大な神幸の伝統を想像しながら参拝すると、より深い感慨を覚えることでしょう。

静かな山間の聖地

牧丘町室伏の静かな山間に佇む日吉山王神社は、都会の喧騒から離れた静謐な雰囲気が魅力です。自然に囲まれた環境で、心静かに参拝できる場所です。

地域の信仰を守り続ける氏子の方々

古くからの伝統を守り続ける地域の人々の信仰心も、この神社の大きな魅力です。毎年4月11日の例大祭には、氏子や地域住民が集まり、神様への感謝を捧げています。

山梨県内の他の山王神社・日吉神社

山梨県内には、日吉山王神社以外にも山王信仰に基づく神社が複数存在します。

主な山王神社・日吉神社

  • 日吉神社(甲府市)
  • 山王神社(笛吹市)
  • 日枝神社(富士吉田市)

これらの神社も、それぞれ地域の歴史と深く結びついており、山王信仰が山梨県内に広く根付いていたことを示しています。

まとめ:日吉山王神社参拝のポイント

日吉山王神社は、山梨県山梨市牧丘町室伏に鎮座する歴史ある神社です。

参拝のポイント:

  1. 歴史: 『甲斐国志』に記録される古代大社で、甲州三御幸の一つ「東御幸」の伝統を持つ
  2. 例大祭: 毎年4月11日に執り行われる
  3. 御祭神: 大山咋神(山王信仰の中心的神様)
  4. アクセス: 車でのアクセスが便利(中央道勝沼ICから約30分)
  5. 周辺観光: 西沢渓谷、笛吹川フルーツ公園など自然豊かな観光地が近隣に点在

山梨県の神社巡りや、山王信仰に興味がある方、歴史ある神社を訪れたい方には、ぜひ訪れていただきたい神社です。静かな山間の聖地で、古の神事に思いを馳せながら、心静かに参拝してみてはいかがでしょうか。

お問い合わせ先

日吉山王神社に関する詳細な情報は、以下にお問い合わせください。

山梨県神社庁
住所: 山梨県甲府市岡島町10-14
電話: 055-226-5744
ウェブサイト: https://www.yamanashi-jinjacho.or.jp/

山梨市役所 牧丘支所
住所: 山梨県山梨市牧丘町窪平316
電話: 0553-35-3111

参拝前に祭礼日程や神社の状況を確認されることをおすすめします。特に冬季や悪天候時には、事前の確認が重要です。

地図

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