鶴岡八幡宮 ニノ鳥居とは
鶴岡八幡宮のニノ鳥居は、若宮大路の段葛(だんかずら)の起点に立つ朱塗りの大鳥居です。鎌倉駅から鶴岡八幡宮へ向かう参道の中間地点に位置し、鎌倉を代表する景観の一つとして知られています。
ニノ鳥居の歴史と由来
鶴岡八幡宮の三つの鳥居
鶴岡八幡宮には、海側から順にサンノ鳥居(三ノ鳥居)、ニノ鳥居(二ノ鳥居)、イチノ鳥居(一ノ鳥居)の三基の鳥居が配置されています。サンノ鳥居は由比ヶ浜に近い滑川沿いに、ニノ鳥居は段葛の起点に、イチノ鳥居は境内入口にそれぞれ立っています。
段葛との関係
ニノ鳥居は、源頼朝が妻・北条政子の安産祈願のために築いた段葛の起点を示す重要な目印です。段葛は若宮大路の中央に設けられた一段高い参道で、約480メートルにわたって続いています。2016年に平成の大改修が完了し、往時の姿を取り戻しました。
ニノ鳥居の見どころ
朱塗りの美しい佇まい
ニノ鳥居は鮮やかな朱色に塗られた木造の鳥居で、高さ約8.5メートルの堂々とした姿が特徴です。若宮大路の景観に映える色彩は、多くの観光客や写真愛好家に親しまれています。
段葛の桜並木との調和
春には段葛の桜並木が満開となり、ニノ鳥居と桜のコントラストが見事な景観を作り出します。3月下旬から4月上旬には、朱色の鳥居と淡いピンクの桜が織りなす風景を楽しめます。
若宮大路の遠近法
段葛は鶴岡八幡宮に近づくにつれて幅が狭くなる設計になっており、遠近法の効果で実際よりも距離が長く感じられます。ニノ鳥居からイチノ鳥居を望むと、この巧妙な設計を実感できます。
参拝のポイント
鳥居のくぐり方
鳥居は神域への入口とされるため、以下のマナーを守りましょう:
- 一礼してからくぐる: 鳥居の前で一度立ち止まり、軽く一礼してからくぐります
- 中央を避ける: 参道の中央は神様の通り道とされるため、左右どちらかに寄って歩きます
- 帰りも一礼: 鳥居を出た後、振り返って一礼するとより丁寧です
おすすめの参拝ルート
- 鎌倉駅東口から若宮大路を直進(徒歩約7分)
- ニノ鳥居で一礼し、段葛へ
- 段葛を歩いてイチノ鳥居へ(徒歩約5分)
- 境内で本宮・舞殿などを参拝
写真撮影のベストスポット
- 段葛の起点: ニノ鳥居を背景に段葛の桜並木を撮影
- 鳥居正面: 若宮大路からニノ鳥居越しに段葛を望むアングル
- 夕暮れ時: 西日に照らされた朱色の鳥居が美しい
アクセス情報
電車でのアクセス
- JR横須賀線・江ノ島電鉄「鎌倉駅」東口から徒歩約7分
- 駅を出て若宮大路を北上し、二つ目の大きな交差点(下馬交差点)付近
車でのアクセス
ニノ鳥居周辺には専用駐車場がないため、以下の選択肢があります:
- 鶴岡八幡宮駐車場: 普通車40台、1時間600円(以降30分毎300円)
- 鎌倉駅周辺の民間駐車場: 複数あり、料金は1時間400〜600円程度
周辺施設との距離
- 鎌倉駅: 徒歩7分
- イチノ鳥居(境内入口): 徒歩5分
- 小町通り: 徒歩3分
ご利益と信仰
鶴岡八幡宮全体のご利益
ニノ鳥居は鶴岡八幡宮への参道の一部であり、以下のご利益を求める参拝者を迎え入れています:
- 勝運・出世運: 源頼朝ゆかりの武家の守護神として
- 安産・子育て: 北条政子の安産祈願に由来
- 縁結び: 夫婦神を祀ることから
- 厄除け・開運: 鎌倉の総鎮守として
段葛を歩く意味
ニノ鳥居から始まる段葛は、安産祈願のために築かれた道です。段葛を歩くこと自体が、身を清め心を整える禊(みそぎ)の意味を持つとされています。
周辺の見どころ
若宮大路
ニノ鳥居が立つ若宮大路は、鎌倉幕府の正面玄関として整備された歴史ある道です。毎年4月の鎌倉まつりでは流鏑馬神事が行われ、多くの観光客で賑わいます。
小町通り
ニノ鳥居から徒歩3分の小町通りは、飲食店や土産物店が軒を連ねる鎌倉随一の商店街です。参拝の前後に立ち寄るのに最適です。
本覚寺・妙本寺
ニノ鳥居から徒歩圏内には、日蓮宗の古刹である本覚寺(徒歩8分)や妙本寺(徒歩10分)があり、合わせて巡ることができます。
訪問の際の注意点
- 混雑時期: 正月三が日、桜の季節(3月下旬〜4月上旬)、流鏑馬神事(4月第3日曜)は特に混雑します
- 段葛の通行: 段葛は幅が狭いため、混雑時は譲り合って歩きましょう
- 自転車: 段葛は歩行者専用です。自転車は若宮大路の車道側を利用してください
ニノ鳥居は、鎌倉観光の起点として、また鶴岡八幡宮参拝の重要な通過点として、多くの人々に親しまれています。朱色の美しい鳥居をくぐり、歴史ある段葛を歩いて、鎌倉の歴史と文化を感じてみてください。
