五所神社

住所 〒259-0304 神奈川県足柄下郡湯河原町宮下359−1
公式サイト https://goshojinjya.jp/

五所神社完全ガイド:湯河原・鎌倉・全国の五所神社の歴史とご利益、アクセス情報

五所神社は日本各地に鎮座する由緒正しい神社で、それぞれが地域の産土神(うぶすながみ)として信仰を集めています。特に神奈川県湯河原町の五所神社は樹齢850年を超えるご神木で知られ、源頼朝の戦勝祈願の地としても有名です。本記事では湯河原をはじめ、鎌倉、千葉県山武市、茨城県、山形県長井市など、全国の五所神社の歴史、ご利益、アクセス方法、駐車場情報、御朱印や授与品について詳しくご紹介します。

五所神社とは:名称の由来と全国の五所神社

五所神社という名称は、複数の神々を祀ることに由来します。多くの五所神社では五柱以上の神霊が鎮座しており、地域によって祀られる神々は異なります。全国各地に五所神社が存在し、それぞれが独自の歴史と信仰を持っています。

主な五所神社の所在地

  • 神奈川県足柄下郡湯河原町:湯河原温泉の産土神として崇敬される五所神社
  • 神奈川県鎌倉市材木座:明治時代に四社を合祀して成立した五所神社
  • 千葉県山武市:承安元年(1171年)創建の五所神社(通称・五所宮)
  • 茨城県筑西市:延宝年間建立の本殿を持つ五所神社
  • 山形県長井市:修験色の強い五所神社

これらの五所神社はそれぞれ異なる歴史的背景を持ちながら、地域の信仰の中心として重要な役割を果たしています。

湯河原の五所神社:1300年の歴史と源頼朝伝説

神奈川県足柄下郡湯河原町宮下に鎮座する五所神社は、約1300年の歴史を誇る由緒正しい神社です。湯河原随一のパワースポットとして知られ、多くの参拝者が訪れます。

湯河原五所神社の歴史

社伝によれば、天智天皇の御代、加賀の住人二見加賀之助重行らによってこの地方が開拓された際、土肥郷(吉浜、鍛冶屋、門川、堀ノ内、宮上、宮下)の総鎮守として天照大神以下五柱の神霊が鎮座されたと伝えられています。古くは五所大明神社、または五所大明神と称されていました。

治承4年(1180年)8月、源頼朝が伊豆より挙兵した際、この地の豪族である土肥次郎実平は一族とともに頼朝を助け、石橋山合戦進発の前夜には社前において盛大な戦勝祈願の護摩の火を焚いたと伝えられています。この歴史的な出来事により、五所神社は源頼朝ゆかりの地として知られるようになりました。

御祭神とご利益

湯河原の五所神社には九柱の御祭神が祀られています:

  • 天照大神(あまてらすおおみかみ)
  • その他八柱の神々

五所神社は湯の産土神として崇敬されており、以下のようなご利益があるとされています:

  • 長寿長命
  • 健康祈願
  • 安全祈願
  • 勝利祈願
  • 厄除け

特に樹齢約850年のご神木を見ることで、そのご利益を授かることができると云われています。

樹齢850年のご神木:圧倒的な存在感

湯河原五所神社の最大の見所は、推定樹齢850年を超える巨大な楠(くすのき)のご神木です。高さ36メートルにも達するこの神木は、天に向かって枝を広げる威容で訪れる人々を圧倒します。

ご神木は源頼朝が戦勝祈願をした際に既に存在していたとされ、800年以上にわたってこの地を見守り続けてきました。その巨大さと荘厳な雰囲気は、まさにパワースポットと呼ぶにふさわしい存在感を放っています。

ご神木の周囲には銀杏(いちょう)の巨木もあり、秋には美しい黄葉を楽しむことができます。これらの巨木が醸し出す神聖な雰囲気は、訪れる人々に深い感動を与えています。

七福神との関係

湯河原の五所神社は地域の七福神信仰とも深い関わりがあります。境内には七福神に関連する授与品や信仰の痕跡が見られ、福徳や商売繁盛を願う参拝者も多く訪れます。

湯河原五所神社のご祈祷と授与品

ご祈祷の種類

湯河原の五所神社では、様々なご祈祷を受けることができます:

  • お宮参り:産まれた子どもの成長と健康を祈る
  • 七五三:お子様の末永い健康と成長をお祝いする
  • 厄除け祈願
  • 交通安全祈願
  • 家内安全祈願
  • 商売繁盛祈願
  • 合格祈願

神職が心をこめてお祓いを行い、参拝者の願いを神様に届けます。社務所の受付時間は9時から17時となっていますが、都合により閉める場合もあるため、事前に確認することをおすすめします。

御朱印・授与品

五所神社では御朱印を授与しており、参拝の記念として多くの方が受けています。御朱印には神社の印と日付が記され、参拝の証となります。

また、お守りや御札などの授与品も充実しており、長寿長命、健康、安全、勝利などのご利益に応じた様々な授与品が用意されています。特にご神木にちなんだ授与品は人気があります。

湯河原五所神社の年間行事とお知らせ

主な年間行事

湯河原の五所神社では、一年を通じて様々な祭事や行事が執り行われます:

  • 節分祭(豆まき):2月3日
  • 例祭および神輿渡御:4月中旬
  • 源頼朝旗挙げ武者行列:4月上旬(土肥会主催)

特に4月に行われる例祭と神輿渡御は盛大に執り行われ、地域の重要な祭事となっています。また、源頼朝旗挙げ武者行列の際には、五所神社で出陣の儀が行われ、歴史絵巻を彷彿とさせる光景が展開されます。

交通規制とイベント情報

五所神社周辺では、年間を通じて様々なイベントが開催されます:

  • 湯河原町オレンジマラソン(3月下旬):開催に伴う交通規制あり
  • 源頼朝旗挙げ武者行列(4月上旬):境内立ち入りおよび駐車場制限あり

これらのイベント開催時には、通常とは異なる利用制限がかかる場合があるため、参拝を予定している方は事前に神社の公式情報を確認することをおすすめします。

湯河原五所神社へのアクセスと駐車場

住所と基本情報

住所:神奈川県足柄下郡湯河原町宮下359-1

公共交通機関でのアクセス

JR湯河原駅からバス利用:

  1. JR東海道線「湯河原駅」下車
  2. 駅前バスターミナルより箱根登山バスに乗車
  3. 「奥湯河原行バス」または「不動滝行バス」に乗車
  4. 「五所神社前」バス停下車、徒歩すぐ
  5. 乗車時間:約8分

バスは日中30分間隔で運行されており、アクセスは比較的便利です。ただし、時間帯によって本数が異なる場合があるため、事前にバス時刻表を確認することをおすすめします。

車でのアクセスと駐車場

車でのアクセス:

  • 東名高速道路「厚木IC」より約50分
  • 小田原厚木道路「小田原西IC」より約25分

駐車場:

五所神社には参拝者用の駐車場が完備されています。通常時は無料で利用できますが、祭事やイベント開催時には駐車場制限がかかる場合があります。特に以下の期間は注意が必要です:

  • 源頼朝旗挙げ武者行列開催日
  • 例祭および神輿渡御の日
  • 初詣期間(1月1日~3日)

これらの期間は混雑が予想されるため、公共交通機関の利用をおすすめします。

鎌倉材木座の五所神社:合祀の歴史

神奈川県鎌倉市材木座に鎮座する五所神社は、湯河原の五所神社とは異なる独自の歴史を持っています。

合祀による成立

鎌倉の五所神社の鎮座地「材木座」は、古くは材木座村の一村でしたが、後に乱橋(みだればし)村と材木座(ざいもくざ)村に分かれていました。

明治41年(1908年)7月、以下の四社が合祀され、五所神社と改称されました:

  1. 三島神社(乱橋村の鎮守):現在の五所神社の地
  2. 諏訪神社(材木座村の鎮守)
  3. 八雲神社と金毘羅宮(乱橋村能巌寺部落)
  4. 視女八坂社(材木座村中島部落)

このように、鎌倉の五所神社は明治時代の神社合祀政策によって誕生した神社であり、地域の複数の信仰を統合した歴史を持っています。

鎌倉五所神社の特徴

鎌倉材木座の五所神社は、由比ヶ浜に近い住宅地に位置し、地域住民の信仰の中心となっています。合祀された各神社の祭神を祀り、地域の平安と繁栄を守護しています。

千葉県山武市の五所神社:承安元年創建の古社

千葉県山武市に鎮座する五所神社(通称・五所宮)は、承安元年(1171年)に創建された歴史ある神社です。

祭神と境内

祭神:

  • 天照大日霊貴命(あまてらすおおひるめのむちのみこと)
  • 譽田別命(ほんだわけのみこと)
  • 天兒屋根命(あめのこやねのみこと)
  • 表筒男命(うわつつのおのみこと)
  • 素登織姫命(そとおりひめのみこと)

境内施設:

3,600坪の広大な境内には以下の建物が建てられています:

  • 本殿:檜板葺権現造5.75坪
  • 幣殿:銅板葺破風造
  • 拝殿:萱葺入母屋造48坪
  • 社務所:亜鉛板葺方形造52.5坪

山武市の五所神社は、房総地域における五所信仰の重要な拠点として、地域の歴史と文化を今に伝えています。

茨城県筑西市の五所神社:延宝年間の建築

茨城県筑西市に鎮座する五所神社は、延宝年間(1673-1681年)頃に建立されたと推定される本殿を持つ神社です。

建築的特徴

本殿は総欅(けやき)一間社流造(いっけんしゃながれづくり)で、妻飾が二重虹梁(こうりょう)、大瓶束(たいへいづか)となっています。一間社流造の本殿としては市内で最大のものです。

歴史的資料

五所神社別当の満願寺の火災により関係文書が焼失したため詳細は不明ですが、以下の史料から延宝年間ごろの建立と推定されています:

  • 本殿社域に延宝5年(1677年)の石燈籠
  • 社前の石大鳥居に「延宝二年甲寅天常陸国真壁郡伊佐荘卅三郷」の銘文

茨城県の五所神社は、江戸時代の神社建築を今に伝える貴重な文化財として価値があります。

山形県長井市の五所神社:修験色の強い信仰

山形県長井市に鎮座する五所神社は、修験道の影響を強く受けた独特の信仰形態を持つ神社です。

祭神と由緒

祭神:

  • 大日霊貴命(おおひるめのむちのみこと)
  • 月読命(つくよみのみこと)
  • 月山彦命(がっさんひこのみこと)
  • 建御名方命(たけみなかたのみこと)
  • 別雷神(わけいかづちのかみ)

1090年、当麻秀則が源義家の命により、朝日岳、祝瓶岳、小朝日、月ケ峰、三渕の5カ所の尊霊を遷座合祀しました。この由緒から、山の信仰と修験道が融合した修験色の強い鎮守として発展してきました。

山岳信仰との関係

長井市の五所神社は、周辺の山々への信仰と深く結びついており、修験者による山岳修行の拠点としても機能していました。現在でもその伝統を受け継ぎ、独特の祭礼や信仰形態が保たれています。

五所神社参拝のポイントと注意事項

参拝の作法

五所神社を参拝する際は、以下の基本的な作法を守りましょう:

  1. 鳥居をくぐる前に一礼
  2. 手水舎で手と口を清める
  3. 参道の中央を避けて歩く(中央は神様の通り道)
  4. 拝殿前で二礼二拍手一礼
  5. 退出時も鳥居で一礼

撮影マナー

特に湯河原のご神木など、撮影スポットとして人気の場所では以下に注意しましょう:

  • 他の参拝者の妨げにならないよう配慮する
  • 本殿内部など、撮影禁止の場所では撮影しない
  • フラッシュ撮影は控える
  • SNS投稿時は神聖な場所であることを意識する

服装と持ち物

  • ご祈祷を受ける場合は、カジュアルすぎない服装が望ましい
  • 夏場でも肌の露出が多い服装は避ける
  • 御朱印を希望する場合は御朱印帳を持参
  • 賽銭用の小銭を用意しておく

五所神社周辺の観光スポット

湯河原五所神社周辺

湯河原の五所神社を訪れた際には、周辺の観光スポットも併せて楽しむことができます:

  • 湯河原温泉:歴史ある温泉街で日帰り入浴も可能
  • 不動滝:落差15メートルの名瀑
  • 万葉公園:湯河原を代表する公園
  • 湯河原梅林:早春には約4,000本の梅が咲き誇る

鎌倉五所神社周辺

  • 由比ヶ浜:徒歩圏内の美しい海岸
  • 長勝寺:材木座の名刹
  • 鎌倉大仏:車で約10分

まとめ:五所神社の魅力と参拝の意義

五所神社は全国各地に鎮座し、それぞれが独自の歴史と信仰を持つ由緒ある神社です。神奈川県湯河原町の五所神社は樹齢850年のご神木と源頼朝伝説で知られ、長寿長命、健康、勝利祈願のパワースポットとして多くの参拝者を集めています。鎌倉材木座の五所神社は明治時代の合祀によって成立し、地域の複数の信仰を統合した歴史を持ちます。

千葉県山武市、茨城県筑西市、山形県長井市など、各地の五所神社もそれぞれの地域で重要な役割を果たしており、訪れる価値のある神社ばかりです。

五所神社への参拝は、歴史に触れ、自然の力を感じ、心の平安を得る貴重な機会となります。特に湯河原の五所神社は、ご神木の圧倒的な存在感と温泉地という立地から、観光と信仰を兼ねた訪問先として最適です。アクセスも良好で、駐車場も完備されているため、家族連れでも気軽に参拝できます。

お宮参りや七五三などの人生の節目、あるいは日々の健康や安全を祈願する日常の参拝まで、五所神社は様々な場面で私たちの願いを受け止めてくれる場所です。御朱印や授与品も充実しており、参拝の記念を形に残すこともできます。

全国各地の五所神社を巡り、それぞれの歴史と特徴を知ることで、日本の神社信仰の多様性と奥深さを実感できるでしょう。ぜひ一度、五所神社を訪れて、その神聖な雰囲気と歴史の重みを体感してみてください。

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