天龍寺とは
天龍寺は1339年(暦応2年)、足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うために創建した臨済宗天龍寺派の大本山です。開山は夢窓疎石(むそうそせき)。京都五山の第一位に列せられ、1994年には「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されました。
歴史と由緒
創建当時は約950万平方メートルもの広大な敷地を誇り、150以上の塔頭を擁する大寺院でした。しかし応仁の乱をはじめ8度にわたる火災で主要伽藍を焼失。現在の建物の多くは明治時代以降の再建ですが、曹源池庭園は創建当時の姿を今に伝えています。
参拝のポイント
曹源池庭園(特別名勝・史跡)
天龍寺最大の見どころは、夢窓疎石が作庭した曹源池庭園です。嵐山や亀山を借景とした池泉回遊式庭園で、日本で最初に国の史跡・特別名勝に指定されました。
四季の見どころ
- 春(3月下旬〜4月上旬):しだれ桜と新緑のコントラスト
- 夏(6月):青もみじの深い緑が池に映り込む
- 秋(11月中旬〜12月上旬):約200本の紅葉が庭園を彩る
- 冬(12月〜2月):雪化粧した嵐山と静寂の庭
法堂の雲龍図
法堂(はっとう)の天井には、加山又造画伯が1997年に描いた「雲龍図」(直径9m)が圧巻です。どの角度から見ても龍と目が合う「八方睨みの龍」として知られています。
公開時間: 土日祝日および春秋の特別公開期間(別途500円)
多宝殿と茶室
後醍醐天皇の尊像を安置する多宝殿の周辺には、風情ある茶室が点在。特に「篩月(しげつ)」は夢窓疎石ゆかりの茶室として茶道愛好家に親しまれています。
ご利益
- 学業成就・合格祈願: 開山・夢窓疎石は当代随一の学僧として知られ、学問の神として信仰を集めています
- 心願成就: 後醍醐天皇の御霊を慰めるために建立された歴史から、願いを成就する力があるとされます
- 厄除け・開運: 禅の修行道場として700年近い歴史を持ち、邪気を払い運気を高めるとされます
拝観情報
拝観時間・料金
- 拝観時間: 8:30〜17:00(受付終了16:50)
- 庭園参拝料: 高校生以上500円、小中学生300円
- 諸堂参拝料: 庭園参拝料に追加300円(法堂・多宝殿など)
アクセス
電車でのアクセス
- JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」から徒歩13分
- 嵐電(京福電鉄)嵐山線「嵐山駅」から徒歩3分
- 阪急嵐山線「嵐山駅」から徒歩15分
バスでのアクセス
- 京都市営バス・京都バス「嵐山天龍寺前」下車すぐ
- 京都駅から市バス28系統で約50分
車でのアクセス
- 名神高速道路「京都南IC」から約40分
- 駐車場:普通車100台(1回1,000円/1日)
参拝の所要時間
- 庭園のみ:30〜40分
- 諸堂含む:60〜90分
- 法堂特別公開時:プラス20分
周辺の見どころ
天龍寺の北門を出ると、嵐山を代表する竹林の小径が広がります。渡月橋まで徒歩5分、野宮神社まで徒歩3分と、嵐山観光の起点として最適です。
住所: 〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
電話: 075-881-1235
公式サイト: http://www.tenryuji.com/
