新琴似神社

住所 〒001-0908 北海道札幌市北区新琴似8条3丁目1−6
公式サイト https://shinkotonijinja.or.jp/

新琴似神社完全ガイド|屯田兵の歴史と御朱印・ご祈祷・お祭り情報

札幌市北区に鎮座する新琴似神社は、明治時代の屯田兵入植とともに創建された歴史ある神社です。開拓の守護神として奉斎され、現在も札幌市北部の鎮守として多くの崇敬を集めています。本記事では、新琴似神社の歴史、御朱印、ご祈祷、年中行事、アクセス方法まで、参拝に役立つ情報を詳しく解説します。

新琴似神社とは

新琴似神社は、北海道開拓の歴史と深く結びついた神社です。札幌市北区新琴似八条三丁目に位置し、地域の人々の信仰の中心として親しまれています。

御祭神と御神徳

新琴似神社には三柱の神が奉斎されています。

  • 天照皇大御神(あまてらすすめおおみかみ):日本神話における最高神で、皇室の祖神
  • 豊受大神(とようけのおおかみ):食物・穀物を司る神
  • 神武天皇(じんむてんのう):日本の初代天皇

これら三柱の神々は、文教学問・商工殖産・武勇・安産成育守護の神様として崇敬されています。

主なご利益

新琴似神社で授かれるご利益は多岐にわたります。

  • 安産・子宝
  • 学業成就
  • 商売繁盛
  • 家内安全
  • 厄除け
  • 芸能上達
  • 開運招福

特に安産祈願と学業成就のご利益を求めて訪れる参拝者が多く、受験シーズンには多くの学生や保護者が訪れます。

新琴似神社の歴史

屯田兵入植と神社創建

新琴似神社の歴史は、明治20年(1887年)5月20日に始まります。この日、陸軍屯田兵歩兵第一大隊第三中隊が、開拓使札幌本府の北方、新琴似の地に入植しました。

屯田兵とは、明治政府が北海道開拓と国境警備を目的として設置した兵農一体の制度です。入植した屯田兵たちは、開拓という困難な事業を進めるにあたり、精神的な支えとなる信仰の場を必要としていました。

入地後ほどなく、中隊本部(現在は札幌市有形文化財に指定)の東方、浄泉の湧き出る四神相応の浄地を選定し、その社地と定めました。小規模ながら、天照皇大御神・豊受大神・神武天皇の三柱の神を奉斎する神祠が営まれ、開拓の守護神として御鎮斎されたのが新琴似神社の創祀です。

神社の発展と社殿造営

新琴似神社は、地域の発展とともに整備が進められました。

  • 明治39年(1906年)5月19日:奉遷式(奥殿造築)斎行
  • 大正2年(1913年)9月21日:奉遷式(社殿御造営)斎行
  • 大正6年(1917年)3月3日:内務省より創立許可
  • 大正14年(1925年)6月30日:村社列格
  • 大正14年(1925年)9月11日:神饌幣帛料供進神社指定
  • 昭和6年(1931年)12月25日:社務所新築竣功

大正時代には正式に神社としての認可を受け、村社に列格されるなど、地域の中心的な神社としての地位を確立しました。

現在の新琴似神社

現在、新琴似神社は氏子世帯数約三万五千世帯、崇敬者数十万人を擁する、札幌市北部を代表する神社となっています。地域の鎮守として、また北海道開拓の歴史を伝える貴重な文化遺産として、多くの人々に親しまれています。

御朱印とお守り

御朱印について

新琴似神社では、参拝の証として御朱印を授与しています。御朱印は社務所にて受け付けており、奉務時間は午前9時から午後5時までです。

御朱印には、神社名と参拝日が墨書きされ、朱印が押されます。御朱印帳を持参するか、神社でも御朱印帳を授与していますので、初めての方でも安心して御朱印を受けることができます。

近年は御朱印を集める「御朱印巡り」が人気となっており、新琴似神社も多くの御朱印愛好家が訪れるスポットとなっています。

お札・お守りの種類

新琴似神社では、様々な種類のお札とお守りを授与しています。

お札の種類

  • 神宮大麻(天照皇大御神)
  • 新琴似神社神札
  • 各種願意別神札(学業成就、商売繁盛など)

お守りの種類

  • 安産守
  • 学業成就守
  • 交通安全守
  • 厄除守
  • 健康守
  • 開運守

それぞれのお守りは、参拝者の願いに応じて選ぶことができます。お守りは常に身につけることで、神様のご加護を受けられると考えられています。

ご祈祷・人生儀礼

ご祈祷の種類と願意

新琴似神社では、様々な願意でのご祈祷を受け付けています。

主な願意

  • 家内安全祈願
  • 厄祓祈願
  • 安産祈願
  • 初宮詣(お宮参り)
  • 七五三詣
  • 合格祈願・学業成就
  • 商売繁盛
  • 交通安全
  • 病気平癒
  • 地鎮祭
  • 上棟祭

ご祈祷の受付方法

ご祈祷は事前予約が推奨されています。特に週末や祝日、七五三シーズン(10月中旬~11月中旬)、初詣期間(1月1日~3日)は混雑が予想されるため、事前に神社に連絡して予約することをおすすめします。

奉務時間は午前9時から午後5時までで、この時間内に社務所で受付を行います。ご祈祷の初穂料(料金)は願意によって異なりますので、詳細は神社にお問い合わせください。

人生儀礼

新琴似神社では、人生の節目における様々な儀礼を執り行っています。

初宮詣(お宮参り)

赤ちゃんが生まれて初めて神社に参拝する儀式です。男児は生後31日目、女児は生後32日目が正式ですが、現代では母子の健康状態や天候を考慮して、生後1ヶ月から3ヶ月頃に行うことが一般的です。

七五三詣

3歳(男女)、5歳(男児)、7歳(女児)の成長を祝い、健やかな成長を祈願する儀式です。毎年10月中旬から11月中旬にかけて多くの家族が訪れます。

成人奉告祭

成人を迎えたことを神様に報告し、これからの人生の無事を祈願します。

結婚式

神前結婚式も執り行われています。伝統的な日本の結婚式を希望するカップルに人気です。

出張祭典

新琴似神社では、神職が出張して執り行う祭典も受け付けています。

  • 地鎮祭:建物を建てる前に土地の神を鎮め、工事の安全を祈願
  • 上棟祭:建物の骨組みが完成した際に行う祭典
  • 竣工祭:建物が完成した際の祭典
  • 神棚祭:新しく神棚を設置する際の祭典
  • 家屋清祓:新築や中古住宅に入居する際のお祓い

出張祭典を希望する場合は、事前に神社に連絡し、日程や詳細について相談する必要があります。

神葬祭

新琴似神社では、神道式の葬儀である神葬祭も執り行っています。神葬祭は仏教式の葬儀とは異なり、故人を家の守護神として祀る考え方に基づいています。

神葬祭を希望する場合は、事前に神社に相談し、葬儀の流れや準備について詳しく説明を受けることができます。

年中行事・お祭り

新琴似神社では、一年を通じて様々な祭祀・行事が執り行われています。

主な年中行事

1月

  • 1月1日:歳旦祭・初詣
  • 1月15日:どんど焼き(古神札焼納祭)

2月

  • 2月3日:節分祭・厄祓祈願

3月

  • 春分の日:春季皇霊祭遥拝式

5月

  • 5月20日:春季例大祭(創祀記念日)

6月

  • 6月30日:夏越大祓式

7月

  • 7月1日~31日:夏詣期間

9月

  • 9月中旬:秋季例大祭
  • 秋分の日:秋季皇霊祭遥拝式

11月

  • 11月15日:七五三詣(10月中旬~11月中旬)
  • 11月23日:新嘗祭

12月

  • 12月31日:大祓式・除夜祭

春季例大祭

5月20日に執り行われる春季例大祭は、新琴似神社の最も重要な祭典の一つです。この日は屯田兵が新琴似の地に入植した日であり、神社の創祀記念日でもあります。

例大祭では、神輿渡御や奉納行事が行われ、地域の人々が集まって神社の歴史を振り返り、感謝を捧げます。

秋季例大祭

9月中旬に執り行われる秋季例大祭は、収穫の感謝を捧げる祭典です。屋台が出店することもあり、地域のお祭りとして多くの人で賑わいます。

神輿が地域を巡行し、子供神輿も出て、地域全体が祭りの雰囲気に包まれます。

夏詣

近年注目されているのが「夏詣」です。7月1日から31日までの期間、夏の無事を祈願する参拝が推奨されています。

夏詣は比較的新しい習慣ですが、一年の折り返し地点で神社に参拝し、半年間の無事を感謝し、残り半年の平穏を祈願するという意味があります。新琴似神社でも夏詣期間中は特別な授与品が用意されることがあります。

節分祭・厄祓祈願

2月3日の節分には、節分祭と厄祓祈願が執り行われます。厄年を迎える方々が多く訪れ、厄除けの祈願を受けます。

豆まきなどの行事も行われ、家族連れで賑わう行事となっています。

大祓式

6月30日の夏越大祓式と12月31日の年越大祓式では、半年間の罪穢れを祓い清める神事が執り行われます。

特に夏越大祓では、茅の輪くぐりが行われることがあり、参拝者はこの輪をくぐることで心身を清めます。

アクセス・基本情報

所在地・連絡先

所在地
〒001-0908 北海道札幌市北区新琴似八条三丁目1番6号

奉務時間
午前9時~午後5時

交通アクセス

新琴似神社へのアクセスは、公共交通機関でも車でも便利です。

電車でのアクセス

  • JR学園都市線「新琴似駅」より徒歩約5分
  • 札幌市営地下鉄南北線「麻生駅」3番出口より徒歩約7分

車でのアクセス

  • 札樽自動車道「札幌北IC」より車で約5分

駐車場
神社には参拝者用の駐車場が完備されています。初詣期間や例大祭などの混雑時には、臨時駐車場が設けられることもあります。

周辺施設

新琴似神社の周辺には、屯田兵に関連する歴史的施設があります。

新琴似屯田兵中隊本部
札幌市有形文化財に指定されている建物で、神社の近くに位置しています。屯田兵の歴史を学ぶことができる貴重な施設です。

参拝のマナーと作法

基本的な参拝作法

神社を参拝する際には、以下の基本的な作法を守りましょう。

  1. 鳥居をくぐる前に一礼:神域に入る前の礼儀として、鳥居の前で一礼します
  2. 参道は端を歩く:参道の中央は神様が通る道とされているため、端を歩きます
  3. 手水舎で清める:手水舎で手と口を清めます
  4. 拝殿での参拝:二拝二拍手一拝の作法で参拝します
  5. 帰りも鳥居で一礼:神域から出る際も、鳥居をくぐったら振り返って一礼します

手水の作法

  1. 右手で柄杓を持ち、左手を清める
  2. 左手に持ち替えて、右手を清める
  3. 再び右手に持ち替え、左手に水を受けて口をすすぐ
  4. もう一度左手を清める
  5. 柄杓を立てて、柄に水を流して清める
  6. 柄杓を元の位置に戻す

参拝時の服装

通常の参拝では特別な服装は必要ありませんが、ご祈祷を受ける場合や正式参拝の場合は、以下の点に注意しましょう。

  • 派手すぎない服装
  • 清潔感のある服装
  • 肌の露出が少ない服装
  • 帽子やサングラスは拝殿内では外す

新琴似神社の魅力と見どころ

歴史的価値

新琴似神社は、北海道開拓史を語る上で欠かせない存在です。屯田兵入植という北海道独自の歴史と深く結びついており、開拓期の人々の信仰と生活を今に伝える貴重な文化遺産となっています。

四季折々の風景

新琴似神社の境内は、四季折々の美しい風景を楽しむことができます。

  • :桜や新緑が境内を彩ります
  • :緑豊かな境内で涼やかな参拝ができます
  • :紅葉が美しく、秋季例大祭の賑わいがあります
  • :雪化粧した境内は厳かな雰囲気に包まれます

地域コミュニティの中心

新琴似神社は、単なる信仰の場だけでなく、地域コミュニティの中心としての役割も果たしています。例大祭や各種行事を通じて、地域の人々が集い、交流する場となっています。

新琴似神社のホームページとSNS

公式ホームページ

新琴似神社は公式ホームページを運営しており、最新の情報を発信しています。年中行事の日程、ご祈祷の案内、お知らせなどが掲載されていますので、参拝前に確認することをおすすめします。

ホームページは定期的に更新され、季節ごとの行事や特別な祭典の情報がタイムリーに提供されています。

Instagram公式アカウント

新琴似神社はInstagramでも情報発信を行っています。境内の四季折々の風景、行事の様子、お知らせなどが写真とともに投稿されており、フォロワー数も5,000人を超えています。

Instagramでは、参拝者が投稿した写真もハッシュタグで検索することができ、実際の参拝の雰囲気を知ることができます。

新琴似神社参拝の際の注意事項

感染症防止対策

新型コロナウイルス感染症などの感染症対策として、新琴似神社では参拝者に以下の協力をお願いしています。

  • マスクの着用(状況に応じて)
  • 手指の消毒
  • 社殿内での密集回避
  • 体調不良時の参拝自粛

具体的な対策内容は時期によって変わる可能性がありますので、最新情報はホームページで確認してください。

撮影について

境内での写真撮影は基本的に可能ですが、以下の点に注意しましょう。

  • 他の参拝者への配慮
  • 神事執行中の撮影は控える
  • フラッシュ撮影は状況を判断して
  • 商業目的の撮影は事前許可が必要

ペット同伴について

一般的に神社ではペット同伴での参拝は控えるべきとされています。詳細は神社に直接お問い合わせください。

まとめ

新琴似神社は、明治時代の屯田兵入植という北海道開拓の歴史と深く結びついた、札幌市北部を代表する神社です。天照皇大御神、豊受大神、神武天皇の三柱の神を奉斎し、開拓の守護神として、また文教学問・商工殖産・武勇・安産成育守護の神様として、多くの人々の崇敬を集めています。

春季例大祭や秋季例大祭をはじめとする年中行事、御朱印、各種ご祈祷など、参拝者のニーズに応える様々なサービスが提供されています。JR新琴似駅や地下鉄麻生駅から徒歩圏内という便利な立地も魅力です。

北海道の歴史に触れたい方、安産や学業成就などのご利益を授かりたい方、御朱印巡りをしている方など、様々な目的で訪れることができる新琴似神社。札幌市北区を訪れた際には、ぜひ参拝してみてはいかがでしょうか。

公式ホームページやInstagramで最新情報を確認し、計画的に参拝することで、より充実した体験ができるでしょう。

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