概要
八坂神社は656年(斉明天皇2年)に創建された京都を代表する古社です。「祇園さん」の愛称で親しまれ、全国に約3,000社ある八坂神社・素戔嗚尊を祀る神社の総本社として知られています。
歴史
創建と由来
656年、高麗より来日した伊利之使主(いりしおみ)が新羅国の牛頭山に座した素戔嗚尊を山城国愛宕郡八坂郷に奉斎したのが起源とされています。平安時代には「祇園社」「祇園感神院」と称され、朝廷や貴族の崇敬を集めました。
明治以降
明治時代の神仏分離により「八坂神社」と改称。1871年には官幣中社、1915年には官幣大社に列格され、現在に至ります。
祭礼・行事
祇園祭
日本三大祭の一つに数えられる祇園祭は、毎年7月1日から31日まで1ヶ月にわたって行われます。869年に京都で疫病が流行した際、66本の鉾を立てて祇園社に祈願したのが起源です。
- 宵山:7月14日〜16日、山鉾が建ち並び多くの露店で賑わう
- 山鉾巡行:7月17日(前祭)と24日(後祭)、33基の山鉾が京都市街を巡行
- 神輿渡御:神輿が氏子地域を巡る神事
その他の主要祭礼
- をけら詣り(12月31日〜1月1日):をけら火を吉兆縄に移して持ち帰る伝統行事
- 節分祭(2月2日〜3日):舞妓による豆まきで有名
- 例祭(6月15日):神社で最も重要な祭典
御祭神
中御座に素戔嗚尊(すさのおのみこと)、東御座に櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)、西御座に八柱御子神(やはしらのみこがみ)を祀ります。素戔嗚尊は疫病退散・厄除けの神として、また縁結び・商売繁盛の御利益があるとされています。
境内の見どころ
本殿・楼門
本殿は1654年に徳川家綱によって再建された檜皮葺の建築で、国の重要文化財に指定されています。西楼門は高さ約9.5メートルの朱塗りの門で、祇園のシンボルとして親しまれています。
美御前社
本殿東側に鎮座する摂社で、美の神として知られる多岐理毘売命・多岐津比売命・市杵島比売命の三女神を祀ります。美容・美肌の御利益があるとされ、特に女性参拝者に人気です。
大国主社
縁結びの神として知られる大国主命を祀る摂社。ハート型の絵馬が奉納されており、良縁を願う参拝者が多く訪れます。
アクセス
- 京阪電車:祇園四条駅から徒歩約5分
- 阪急電車:河原町駅から徒歩約8分
- 市バス:祇園バス停下車すぐ
参拝時間は24時間可能ですが、授与所は9:00〜17:00の営業です。
