富岡八幡宮とは
富岡八幡宮(とみおかはちまんぐう)は、東京都江東区富岡にある八幡神社です。1627年(寛永4年)に創建され、「深川の八幡様」として親しまれてきました。江戸時代には「江戸最大の八幡宮」として庶民の信仰を集め、現在も東京を代表する神社のひとつです。
歴史と由緒
長盛法印が神託を受け、永代島に創建したのが始まりとされます。徳川将軍家の手厚い保護を受け、江戸庶民の崇敬も篤く、「深川八幡」の名で広く知られました。明治維新後は准勅祭社に列せられ、現在の社殿は1956年(昭和31年)に再建されたものです。
参拝のポイント
壮麗な社殿
本殿は鉄筋コンクリート造の権現造で、戦後の再建ながら堂々たる佇まいを見せます。朱塗りの鳥居をくぐり、広々とした境内を進むと、大きな拝殿が参拝者を迎えます。
横綱力士碑
境内には歴代横綱の名を刻んだ「横綱力士碑」があります。富岡八幡宮は江戸勧進相撲発祥の地とされ、相撲との縁が深い神社です。高さ3.5メートルの石碑には、初代明石志賀之助から現役横綱まで、すべての横綱名が刻まれています。
大関力士碑・巨人力士身長碑
横綱碑の隣には大関力士碑も建立されています。また、江戸時代の巨人力士の等身大の手形を刻んだ「巨人力士身長碑」もあり、当時の力士の巨体ぶりに驚かされます。
伊能忠敬像
境内には測量家・伊能忠敬の銅像が建っています。忠敬は深川に住み、測量の旅に出る際は必ず富岡八幡宮に参拝したと伝えられています。
骨董市(蚤の市)
開催日程
富岡八幡宮では毎月、骨董品を扱う蚤の市が開催されます。開催日は毎月第1・第2・第4・第5日曜日で、早朝から15時頃まで賑わいます。
市の特徴
約150店の露店が境内に並び、陶磁器、古道具、着物、浮世絵、古書、アクセサリーなど多彩な品が並びます。プロの古物商だけでなく、一般の出店者もいるため、掘り出し物に出会える可能性があります。値段交渉も市の楽しみのひとつです。
訪問のコツ
朝早い時間帯(8時~10時頃)が品揃え豊富でおすすめです。現金のみの店舗が多いため、小銭を用意しておくと便利です。
ご利益
主なご利益
- 勝負運・出世開運: 相撲ゆかりの神社として勝負事にご利益
- 商売繁盛: 江戸商人の信仰を集めた歴史から
- 厄除開運: 八幡神の守護による災厄除け
- 交通安全: 旅の安全を祈願した伊能忠敬にちなむ
御朱印
オリジナルデザインの御朱印を複数種類授与しています。書き置きと直書きがあり、季節限定の御朱印も人気です。
アクセス
電車でのアクセス
- 東京メトロ東西線「門前仲町駅」: 1番出口より徒歩3分
- 都営地下鉄大江戸線「門前仲町駅」: 6番出口より徒歩6分
門前仲町駅が最寄りで、駅から永代通り沿いに歩けばすぐに到着します。
車でのアクセス
首都高速9号深川線「木場出口」より約5分。専用駐車場はありませんが、周辺にコインパーキングが複数あります。骨董市開催日は混雑するため、公共交通機関の利用をおすすめします。
参拝時間
境内は常時開放。社務所は9時~17時頃。
周辺の見どころ
深川不動堂
富岡八幡宮から徒歩3分の位置にある真言宗の寺院。「深川のお不動様」として親しまれ、毎月1・15・28日の縁日には多くの参拝者で賑わいます。
門前仲町の商店街
参道沿いには昔ながらの商店街が広がり、深川めしの名店、和菓子店、佃煮店などが軒を連ねます。参拝後の食べ歩きも楽しめます。
