十番稲荷神社(東京都港区)

十番稲荷神社(東京都港区)
住所 〒106-0045 東京都港区麻布十番1丁目4−6
公式サイト http://www.jubaninari.or.jp/

十番稲荷神社(東京都港区)完全ガイド|御朱印・かえるさん伝説・アクセス情報

東京都港区麻布十番の都会的な街並みの中に佇む十番稲荷神社は、江戸時代から続く歴史と独特な信仰を持つ神社です。麻布十番駅から徒歩わずか1分という抜群のアクセスながら、「がま池伝説」や「かえるさん」の石像、港七福神の宝船など、見どころが満載の神社として多くの参拝者に親しまれています。

本記事では、十番稲荷神社の歴史、ご利益、御朱印情報、境内の見どころ、アクセス方法まで、参拝前に知っておきたい情報を網羅的にご紹介します。

十番稲荷神社の基本情報

神社名: 十番稲荷神社(じゅうばんいなりじんじゃ)

所在地: 東京都港区麻布十番1-4-6

電話番号: 03-3583-6250

開門時間: 9:00~17:00

御朱印受付時間: 10:00~12:00、13:00~16:30(通常期)

休業日: 無休

拝観料: 無料

最寄り駅:

  • 東京メトロ南北線「麻布十番駅」7番出口より徒歩0分(すぐ)
  • 都営大江戸線「麻布十番駅」7番出口より徒歩0分(すぐ)

十番稲荷神社の歴史と由緒

二つの神社の合併による誕生

十番稲荷神社は、昭和25年(1950年)に誕生した比較的新しい神社ですが、その起源は江戸時代にまで遡ります。この神社は、戦災で焼失した二つの歴史ある神社が合併して誕生しました。

末広神社(すえひろじんじゃ)と竹長稲荷神社(たけちょういなりじんじゃ)という二つの神社は、昭和20年(1945年)の東京大空襲により焼失しました。戦後の復興土地区画整理事業により、両社の境内地が現在地に換地・隣接指定され、昭和25年6月に両社が合併して「十番稲荷神社」として新たに出発したのです。

末広神社の歴史

末広神社は、もともと「坂下稲荷」と呼ばれ、江戸時代から麻布の地で信仰を集めていました。商売繁盛や家内安全の神として、地域の人々に親しまれていた神社です。

竹長稲荷神社の歴史

竹長稲荷神社は、後述する「がま池伝説」で有名な神社でした。この神社の境内には「がま池」という池があり、江戸時代には「麻布七不思議」の一つとして知られていました。この伝説が、現在の十番稲荷神社の特徴である「かえるさん信仰」の源流となっています。

現代の社殿

現在の社殿は、平成9年(1997年)に建て替えられたものです。東京メトロ南北線と都営大江戸線の麻布十番駅の開通に伴い、鉄筋コンクリート造りの近代的な社殿に建て替えられました。都心の限られた敷地ながら、厳かな雰囲気を保ちつつ、現代の参拝者にも訪れやすい神社となっています。

御祭神とご利益

主祭神

十番稲荷神社には、以下の五柱の神様が祀られています。

倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
稲荷神の代表的な神様で、五穀豊穣、商売繁盛、産業発展の神として広く信仰されています。

日本武尊(やまとたけるのみこと)
日本神話の英雄で、武運長久、開運、厄除けの神として崇敬されています。

市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
宗像三女神の一柱で、海上安全、交通安全、芸能上達の神とされています。

田心姫命(たごりひめのみこと)
宗像三女神の一柱で、海上安全、交通安全の神です。

湍津姫命(たぎつひめのみこと)
宗像三女神の一柱で、海上安全、交通安全の神です。

期待できるご利益

十番稲荷神社では、以下のようなご利益が期待できます。

  • 商売繁盛: 稲荷神のご神徳による事業繁栄
  • 火伏せ(火災除け): がま池伝説に基づく火災からの守護
  • 若返り: 「若がえる」の語呂合わせから
  • 紛失物発見: 「忘れ物がかえる」のご利益
  • 金運上昇: 稲荷神と宝船信仰による財運向上
  • 開運招福: 港七福神の一つとして
  • 交通安全: 宗像三女神のご神徳
  • 厄除け: 日本武尊のご神徳

がま池伝説と「かえるさん」信仰

麻布七不思議の一つ「がま池伝説」

十番稲荷神社の最大の特徴は、江戸時代から語り継がれる「がま池伝説」です。これは「麻布七不思議」の一つとして知られています。

伝説によると、かつて竹長稲荷神社の境内に「がま池」という池がありました。ある時、この池に棲んでいた大きなガマガエルが、火事から人々の家を守ったという言い伝えがあります。ガマガエルが水を吹きかけて火を消したとも、人々に火事を知らせたとも伝えられています。

この伝説から、ガマガエルは「火伏せの守り神」として信仰されるようになり、現在の十番稲荷神社にもその信仰が受け継がれています。

境内の「かえるさん」石像

境内の鳥居右手には、「かえるさん」と呼ばれて地元の人々から親しまれているカエルの石像が祀られています。この石像は、がま池伝説を今に伝える象徴的な存在です。

多くの参拝者が、このかえるさんに触れながら願い事をする姿が見られます。特に「若がえる」「忘れ物がかえる」「無事にかえる」といった語呂合わせから、様々なご利益を求めて訪れる人が絶えません。

港七福神「宝船のおやしろ」

港七福神巡りの一社

十番稲荷神社は、港区内の神社仏閣を巡る「港七福神めぐり」の一つとして、宝船を祀る神社という特別な位置づけがされています。

港七福神めぐりは、正月から1月中旬にかけて多くの参拝者が訪れる人気の巡礼コースです。七福神それぞれを祀る寺社を巡ることで、一年の開運招福を祈願します。

境内の宝船

境内正面の鳥居左手には、立派な「宝船」の像が設置されています。この宝船には、七福神全員が乗船しており、細やかな細工が施された見事な造形となっています。

宝船は、福を運んでくる縁起物として古くから信仰されてきました。正月には特に多くの参拝者がこの宝船の前で写真を撮り、一年の幸福を祈願します。

七福神全員が一つの宝船に乗っている像は珍しく、十番稲荷神社の大きな見どころの一つとなっています。

御朱印・御朱印帳情報

御朱印の種類と受付時間

十番稲荷神社では、美しい御朱印をいただくことができます。

通常期の受付時間: 10:00~12:00、13:00~16:30

初穂料: 500円(一般的な相場)

御朱印は、社務所にて直接書いていただけます。参拝者が多い時期には、書き置きの御朱印が用意されることもあります。

特別な御朱印

十番稲荷神社では、通常の御朱印のほかに、以下のような特別な御朱印が授与されることがあります。

  • 例大祭限定御朱印: 9月の例大祭期間中の特別な御朱印
  • 酉の市限定御朱印: 11月の酉の市開催時の限定御朱印
  • 正月限定御朱印: 新年の参拝者向けの特別な御朱印

御朱印帳

十番稲荷神社オリジナルの御朱印帳も授与されています。かえるさんや宝船がデザインされた、この神社ならではの御朱印帳は、参拝記念として人気があります。

御朱印集めをされている方は、ぜひこの機会に十番稲荷神社オリジナルの御朱印帳を手に入れてみてはいかがでしょうか。

授与品(お守り・おみくじ)

かえるのお守り

十番稲荷神社で最も人気のある授与品が「かえるのお守り」です。

  • 若がえる守: 健康長寿、若返りのご利益
  • 無事かえる守: 交通安全、旅行安全のご利益
  • 福かえる守: 金運上昇、開運招福のご利益
  • 忘れ物がかえる守: 紛失物発見のご利益

これらのお守りは、かえるさんの可愛らしいデザインで、お土産としても喜ばれています。

純金のお守り

十番稲荷神社には、珍しい「純金のお守り」も授与されています。これは商売繁盛や金運上昇を願う方に人気の授与品で、財布や金庫に入れて大切に保管する方が多いようです。

その他の授与品

  • 商売繁盛守: 事業繁栄を願う経営者に人気
  • 火伏守: がま池伝説に基づく火災除けのお守り
  • 学業成就守: 受験生や学生向け
  • 縁結び守: 良縁を願う方へ
  • おみくじ: 一般的なおみくじのほか、かえるみくじなども

境内の見どころ

急な石段

麻布十番の街中にある十番稲荷神社ですが、鳥居をくぐると急な石段が現れます。この石段を上がると、都会の喧騒から離れた静かな空間が広がり、厳かな雰囲気に包まれます。

石段は比較的急ですが、手すりが設置されているので、ゆっくりと上がれば問題ありません。

拝殿

平成9年に建て替えられた拝殿は、鉄筋コンクリート造りながら、伝統的な神社建築の様式を取り入れた美しいデザインとなっています。

限られた敷地ながら、参拝者が心静かにお参りできるよう配慮された造りとなっており、都心にありながら落ち着いた参拝ができます。

社務所

拝殿の横にある社務所では、御朱印の授与や各種お守りの授与が行われています。神職の方々が丁寧に対応してくださるので、わからないことがあれば気軽に質問できます。

ビルに囲まれた都会の神社

十番稲荷神社の特徴の一つが、周囲を高層ビルに囲まれた立地です。都会的な麻布十番の街並みの中に、突如として現れる神社という対比が、独特の雰囲気を生み出しています。

この立地は、現代の東京における神社のあり方を象徴しているとも言えるでしょう。

例祭・神事・年中行事

例大祭(9月16日・17日)

十番稲荷神社の最も重要な祭礼が、毎年9月16日・17日に開催される例大祭です。

この期間中は、神輿の巡行や様々な神事が執り行われ、麻布十番の街全体が祭りの雰囲気に包まれます。地元の氏子や崇敬者が多数参加し、伝統的な祭礼が継承されています。

例大祭期間中は、通常とは異なる特別な御朱印が授与されることもあり、遠方からも多くの参拝者が訪れます。

酉の市(11月)

十番稲荷神社は、港区内で唯一「酉の市」を開催する神社として知られています。

酉の市は、11月の酉の日に開催される、商売繁盛を祈願する伝統的な祭礼です。境内には熊手などの縁起物を売る露店が立ち並び、多くの参拝者で賑わいます。

港区内で酉の市を体験できる貴重な機会として、地元の人々だけでなく、近隣のビジネスマンや観光客にも人気のイベントとなっています。

初詣(正月三が日)

正月三が日には、新年の開運招福を願う多くの初詣客が訪れます。特に港七福神めぐりの一社として、元日から多くの参拝者が訪れます。

宝船の前で記念撮影をする参拝者の姿が多く見られ、新年の縁起を担ぐ場所として親しまれています。

その他の神事

  • 月次祭: 毎月1日・15日
  • 七五三詣: 11月を中心に随時受付
  • 初宮参り: 通年で受付
  • 厄除け祈願: 通年で受付

アクセス・駐車場情報

電車でのアクセス

十番稲荷神社へのアクセスは、公共交通機関が非常に便利です。

最寄り駅:

  • 東京メトロ南北線「麻布十番駅」7番出口より徒歩0分(すぐ)
  • 都営大江戸線「麻布十番駅」7番出口より徒歩0分(すぐ)

7番出口を出ると、すぐ目の前に十番稲荷神社の鳥居が見えます。駅から非常に近いため、初めて訪れる方でも迷うことはありません。

その他の最寄り駅

  • 都営三田線「白金高輪駅」より徒歩約10分
  • 東京メトロ日比谷線「六本木駅」より徒歩約15分

バスでのアクセス

都営バス「麻布十番駅前」バス停より徒歩1分

車でのアクセスと駐車場

駐車場: 専用駐車場はありません

十番稲荷神社には専用の駐車場がありませんので、車で訪れる場合は近隣のコインパーキングを利用する必要があります。

麻布十番周辺には複数のコインパーキングがありますが、週末や祭礼期間中は混雑することが予想されます。公共交通機関の利用をおすすめします。

周辺の主要スポットからのアクセス

  • 東京タワーから: 徒歩約20分、タクシーで約5分
  • 六本木ヒルズから: 徒歩約15分
  • 増上寺から: 徒歩約15分

周辺の見どころ・観光スポット

麻布十番商店街

十番稲荷神社のすぐ近くには、昔ながらの商店と新しいショップが共存する麻布十番商店街があります。老舗の和菓子店や有名なたい焼き店、おしゃれなカフェなど、参拝後の散策に最適です。

近隣の神社仏閣

善福寺: 徒歩約10分。港七福神の一つで、都内最古の木造建築物があります。

大法寺: 徒歩約5分。麻布の歴史ある寺院です。

櫻田神社: 徒歩約15分。港区の歴史ある神社です。

麻布十番温泉

都会の真ん中で天然温泉が楽しめる「麻布十番温泉」も徒歩圏内にあります。参拝後の疲れを癒すのに最適です。

参拝時のマナーと注意点

基本的な参拝マナー

  1. 鳥居をくぐる前に一礼: 神域に入る前の礼儀として
  2. 手水舎で清める: 左手、右手、口の順に清めます
  3. 参道の中央を避けて歩く: 中央は神様の通り道とされています
  4. 拝殿での作法: 二礼二拍手一礼が基本です

写真撮影について

境内での写真撮影は基本的に可能ですが、以下の点に注意してください。

  • 他の参拝者の迷惑にならないように配慮する
  • 社殿内部の撮影は控える
  • 神職の方に確認が必要な場合は声をかける

混雑する時期

以下の期間は特に混雑が予想されます。

  • 正月三が日(初詣)
  • 例大祭期間(9月16日・17日)
  • 酉の市(11月の酉の日)
  • 週末の午前中

ゆっくりと参拝したい方は、平日の午後がおすすめです。

十番稲荷神社の口コミ・評判

参拝者の声

「駅からすぐで便利。かえるさんが可愛くて癒されました」(30代女性)

「都会の真ん中にある神社ですが、境内は静かで落ち着いて参拝できました」(40代男性)

「御朱印が美しく、御朱印帳も素敵なデザインでした」(20代女性)

「酉の市の雰囲気が素晴らしく、毎年訪れています」(50代男性)

「宝船の像が立派で、正月の初詣にぴったりの神社です」(60代女性)

SNSでの評判

InstagramやTwitterなどのSNSでは、かえるさんの石像や宝船の写真が多く投稿されています。特に「#十番稲荷神社」「#かえるさん」「#麻布十番」などのハッシュタグで検索すると、多くの参拝記録を見ることができます。

まとめ:十番稲荷神社の魅力

東京都港区麻布十番にある十番稲荷神社は、都会の真ん中にありながら、江戸時代から続く歴史と伝統を今に伝える貴重な神社です。

十番稲荷神社の主な魅力:

  1. 抜群のアクセス: 麻布十番駅7番出口からすぐ
  2. がま池伝説: 麻布七不思議の一つを今に伝える
  3. かえるさん信仰: ユニークなご利益と可愛い石像
  4. 港七福神の宝船: 開運招福の象徴
  5. 港区唯一の酉の市: 伝統的な祭礼を体験できる
  6. 美しい御朱印: 御朱印収集家にも人気
  7. 商売繁盛のご利益: 稲荷神のご神徳
  8. 都会と伝統の調和: 現代東京における神社のあり方

麻布十番でのショッピングや食事の際に、ぜひ十番稲荷神社に立ち寄ってみてください。かえるさんに触れて、様々な「かえる」のご利益をいただき、宝船の前で開運招福を祈願すれば、きっと良いことが訪れるはずです。

関東・東京都内で気軽に参拝できる神社をお探しの方、御朱印集めをされている方、商売繁盛や金運上昇を願う方、そして麻布十番エリアを訪れる全ての方に、十番稲荷神社への参拝をおすすめします。

無料で参拝でき、情報も公式に発信されているこの神社は、東京観光の新しい定番スポットとして、今後ますます注目を集めることでしょう。

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近隣の神社仏閣