志和稲荷神社

志和稲荷神社
住所 〒028-3442 岩手県紫波郡紫波町升沢前平17−1
公式サイト https://www.shiwa-oinarisan.jp/

志和稲荷神社完全ガイド|千年の歴史を誇る岩手のパワースポット【御朱印・アクセス・ご利益】

岩手県紫波郡紫波町の山麓、滝名川のせせらぎと千古の杉木立に囲まれた志和稲荷神社(しわいなりじんじゃ)は、千年以上の歴史を誇る東北屈指の古社です。「みちのくのお稲荷さん」「志和のおいなりさん」として地元の人々に親しまれ、五穀豊穣・交通安全・厄除けなど広大無辺のご神徳で知られています。

本記事では、志和稲荷神社の歴史、祭神、ご利益、境内の見どころ、御朱印情報、アクセス方法まで、参拝前に知っておきたい情報を網羅的にご紹介します。

志和稲荷神社とは?東北屈指の古社の概要

志和稲荷神社は、岩手県紫波郡紫波町升沢部落の西部山麓、滝名川左岸に鎮座する神社です。旧社格は県社で、現在は神社本庁の別表神社に指定されています。

地元では「日本三大稲荷」や「日本五大稲荷」の一つとされることもあり、東北地方を代表する稲荷神社として広く知られています。境内には樹齢1,000年を超えるといわれる杉の巨木が鬱蒼と繁茂し、神域としての厳かな雰囲気を醸し出しています。

基本情報

  • 正式名称:志和稲荷神社
  • 所在地:岩手県紫波郡紫波町升沢字前平17
  • 電話番号:019-673-7608
  • 旧社格:県社
  • 現在の格付け:別表神社

志和稲荷神社の歴史|源頼義から南部藩まで連綿と続く信仰

志和稲荷神社の創建については諸説ありますが、千年以上の歴史を持つことは確実とされています。特に天喜5年(1057年)に鎮守府将軍・源頼義が社殿を再興したことが記録に残っており、これが志和稲荷神社の歴史における重要な転換点となりました。

源頼義・義家父子との縁

前九年の役(1051-1062年)において、源頼義・義家父子は奥州平定のために東北地方を転戦しました。その際、志和稲荷神社に戦勝祈願を行い、見事に勝利を収めたことから、天喜5年に社殿を再興したと伝えられています。この故事により、志和稲荷神社は武家からの崇敬を集めるようになりました。

平泉文化期から中世

平泉文化が栄えた時代には、奥州藤原氏の家臣である樋爪氏が志和稲荷神社を篤く崇敬しました。中世に入ると、この地を支配した斯波氏(しばし)が神社の保護に努め、社領の寄進や社殿の造営を行いました。

近世・南部藩の庇護

江戸時代には南部藩主代々が志和稲荷神社を重んじ、社領の寄進や社殿の造営を継続的に行いました。特に天保5年・6年(1834-1835年)には、参拝者の便を図るため「稲荷街道」が開削されるなど、藩を挙げて敬神の誠をつくしました。

この稲荷街道の開削により、遠方からの参拝者も増加し、志和稲荷神社は「奥州総鎮護」として東北地方全域から信仰を集める存在となりました。

御祭神|三柱の貴神とそのご神徳

志和稲荷神社には、生活生業万般に亘り広大無辺のご神徳を持つ三柱の貴神が祀られています。

宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)

稲荷大神とも呼ばれる主祭神です。『古事記』では宇迦之御魂神、『日本書紀』では倉稲魂命として登場し、食物・穀物を司る神として知られています。

ご神徳

  • 五穀豊穣
  • 商売繁盛
  • 産業発展
  • 開運福徳

農業や商業に携わる人々から特に篤い信仰を集めており、豊かな実りと商売の繁栄をもたらす神として崇敬されています。

猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)

天孫降臨の際に道案内をした国津神で、道開きの神として知られています。『古事記』や『日本書紀』に登場し、あらゆる物事を良い方向へ導く力を持つとされています。

ご神徳

  • 交通安全
  • 道開き(人生の道を開く)
  • 方除け
  • 旅行安全

志和稲荷神社が交通安全祈願で特に有名なのは、この猿田彦大神のご神徳によるところが大きいとされています。

大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)

宮中の祭祀を司る女神で、天照大神の宮殿(大宮)を守護する神とされています。調和と円満をもたらす神として信仰されています。

ご神徳

  • 家内安全
  • 縁結び
  • 和合円満
  • 女性守護

家庭の平和や人間関係の調和を願う参拝者から信仰を集めています。

志和稲荷神社のご利益|特に霊験あらたかな祈願

志和稲荷神社は生活全般に関わる幅広いご利益で知られていますが、特に以下の祈願において霊験あらたかとされています。

交通安全祈願・車のお祓い

猿田彦大神の道開きのご神徳により、志和稲荷神社は東北地方屈指の交通安全祈願の霊場として知られています。新車購入時の車祓いや、日々の安全運転を祈願する参拝者が全国各地から訪れます。

境内には車両祈祷所が設けられており、神職による丁寧な祈祷を受けることができます。

厄除け・厄年祓い

人生の節目である厄年に災厄を祓い、無事に過ごせるよう祈願する厄除けも、志和稲荷神社の代表的なご利益です。本厄だけでなく、前厄・後厄の祈祷も多くの人が受けています。

合格祈願・学業成就

受験シーズンには、合格祈願の参拝者が多数訪れます。道を開く猿田彦大神のご神徳により、試験合格や学業成就を祈願する学生や保護者が後を絶ちません。

五穀豊穣・大漁祈願

稲荷大神である宇迦之御魂大神のご神徳により、農業や漁業に携わる人々からの信仰も篤く、豊作・大漁を祈願する参拝が続いています。

その他のご利益

  • 商売繁盛
  • 家内安全
  • 開運招福
  • 病気平癒
  • 縁結び
  • 安産祈願

境内の見どころ|千古の杉と神域の自然

志和稲荷神社の境内は、滝名川の清流と千古の老杉が織りなす神秘的な雰囲気に包まれています。

志和稲荷の大スギ群(町指定文化財)

境内には樹齢1,000年を超えるとされる杉の巨木が複数本そびえ立っています。これらは「志和稲荷の大スギ群」として紫波町の文化財に指定されており、長い年月にわたる信仰の歴史を物語る生き証人となっています。

鬱蒼と繁茂する杉木立は、境内に神聖な空気を満たし、訪れる人々に深い癒しと畏敬の念を与えています。

社殿

現在の社殿は、歴代の造営・修復を経て今日に至っています。朱塗りの美しい社殿は、稲荷神社らしい華やかさと、東北の古社としての風格を兼ね備えています。

滝名川の清流

境内の御裳裾を流れる滝名川の清流は、参拝者の心を洗い清める存在として親しまれています。川のせせらぎは神域の静寂をより一層引き立て、心を落ち着かせてくれます。

志和古稲荷神社との関係|キツネのミイラ伝説

志和稲荷神社の近隣には、志和古稲荷神社(しわふるいなりじんじゃ)が鎮座しています。両社は密接な関係にあり、セットで参拝する人も多くいます。

志和古稲荷神社は、アイオン台風(1948年)で倒れた神木から「キツネのミイラ」が発見されたことで話題となりました。この不思議な出来事は、稲荷信仰とキツネの関係を象徴する出来事として、今も語り継がれています。

志和古稲荷神社の情報

  • 所在地:岩手県紫波郡紫波町升沢字小森108
  • 祭神:宇迦御魂命(うかのみたまのみこと)
  • ご祈祷時間:8:00~17:00

御朱印情報|志和稲荷神社の授与品

志和稲荷神社では、参拝の証として御朱印をいただくことができます。

御朱印の特徴

志和稲荷神社の御朱印は、力強い墨書きと朱印が特徴的です。「奥州総鎮護」や「志和稲荷神社」の文字が記され、参拝の記念として多くの御朱印愛好家に人気があります。

授与所での受付

御朱印は社務所の授与所で受け付けています。参拝後に御朱印帳を預け、記帳していただきます。初穂料は一般的な神社と同様です。

その他の授与品

御朱印のほか、お守り、御札、絵馬なども授与されています。特に交通安全守りや厄除け守りは人気があります。

年中行事|志和稲荷神社の主な祭事

志和稲荷神社では、年間を通じて様々な祭事が執り行われています。

初詣(1月1日~3日)

新年を迎える初詣には、県内外から多くの参拝者が訪れます。一年の無事と幸福を祈願する人々で境内は賑わいます。

初午祭(2月初午の日)

稲荷神社にとって最も重要な祭りの一つである初午祭。五穀豊穣や商売繁盛を祈願する伝統的な祭事です。

例大祭(秋)

志和稲荷神社の最も重要な年中行事である例大祭では、神輿渡御や奉納行事が行われ、地域を挙げての盛大な祭りとなります。

その他の祭事

  • 節分祭(2月)
  • 夏越の大祓(6月30日)
  • 七五三詣(11月)
  • 年越の大祓(12月31日)

アクセス情報|志和稲荷神社への行き方

車でのアクセス

東北自動車道から

  • 紫波ICから約10分
  • 盛岡ICから約20分

駐車場は境内に完備されており、無料で利用できます。初詣や例大祭などの混雑時には臨時駐車場も開設されます。

公共交通機関でのアクセス

JR東北本線

  • 紫波中央駅から車で約10分
  • 日詰駅から車で約15分

駅からはタクシーの利用が便利です。路線バスは本数が限られているため、事前に時刻表を確認することをおすすめします。

住所・連絡先

  • 住所:〒028-3442 岩手県紫波郡紫波町升沢字前平17
  • 電話番号:019-673-7608
  • 公式サイト:https://www.shiwa-oinarisan.jp/

参拝時の注意点とマナー

参拝時間

境内への立ち入りは基本的に自由ですが、ご祈祷を希望する場合は社務所の受付時間内に訪れましょう。一般的には9:00~16:00頃が目安ですが、事前に電話で確認することをおすすめします。

服装

ご祈祷を受ける場合は、カジュアルすぎない服装が望ましいです。一般参拝の場合は常識的な服装であれば問題ありません。

写真撮影

境内での写真撮影は基本的に可能ですが、本殿内部や神事の最中は撮影を控えましょう。また、他の参拝者への配慮も忘れずに。

自然環境の保護

境内の杉木立や滝名川の清流は貴重な自然環境です。ゴミは必ず持ち帰り、自然を大切にしましょう。

周辺の観光スポット

志和稲荷神社を訪れた際には、紫波町周辺の観光スポットも併せて巡ることができます。

紫波町の観光施設

  • 紫波フルーツパーク:地元の新鮮な農産物やワインが楽しめる
  • 紫波町図書館(オガール):建築デザインが評価される複合施設
  • 城山公園:桜の名所として知られる

盛岡市内

車で30分ほどの距離にある盛岡市内には、盛岡城跡公園、石割桜、盛岡八幡宮など多くの観光スポットがあります。

志和稲荷神社の魅力まとめ

志和稲荷神社は、千年以上の歴史を持ち、源頼義の再興から南部藩の庇護まで、連綿と続く信仰の歴史を誇る東北屈指の古社です。

宇迦之御魂大神、猿田彦大神、大宮能売大神の三柱の貴神を祀り、五穀豊穣、交通安全、厄除け、合格祈願など、生活全般にわたる広大なご神徳で知られています。

樹齢1,000年を超える杉の巨木が鬱蒼と繁茂する境内は、滝名川の清流とともに神秘的な雰囲気を醸し出し、訪れる人々に深い癒しと霊験を与えています。

「みちのくのお稲荷さん」「志和のおいなりさん」として親しまれる志和稲荷神社は、岩手県を訪れた際にはぜひ参拝したいパワースポットです。千古の歴史と自然に包まれた神域で、心を清め、新たな活力を得てみてはいかがでしょうか。

公式Instagram(@siwainarijinja_official)では、四季折々の境内の様子や行事情報が発信されていますので、参拝前にチェックしてみることをおすすめします。

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