市守大鳥神社(東京都八王子市)

市守大鳥神社(東京都八王子市)
創建年 (西暦) 1590
住所 〒192-0081 東京都八王子市横山町25−3 市守・大鳥神社
公式サイト https://goshuin.net/ichimori-otori/

市守大鳥神社(東京都八王子市)完全ガイド|御朱印・酉の市・歴史から境内案内まで

市守大鳥神社(いちもりおおとりじんじゃ)は、東京都八王子市横山町に鎮座する神社で、八王子宿の市場守護神として400年以上の歴史を持つ由緒ある神社です。毎年11月の酉の市には多くの参拝者で賑わい、商売繁盛や開運招福を祈願する人々が訪れます。本記事では、市守大鳥神社の御祭神、御朱印情報、歴史、文化財、アクセス方法まで、参拝に必要な情報を詳しくご紹介します。

市守大鳥神社の基本情報

鎮座地

所在地:東京都八王子市横山町25-3
社格:旧村社
創建:天正18年(1590年)

市守大鳥神社は、JR八王子駅北口から徒歩約7分、甲州街道沿いに位置しています。八王子の中心市街地に鎮座し、古くから地域の商業と深く結びついた神社として親しまれてきました。

御祭神

市守大鳥神社には二柱の神様が祀られています。

主祭神:

  • 倉稲魂命(うかのみたまのみこと):穀物の神、商売繁盛・五穀豊穣の神として信仰される
  • 天日鷲命(あめのひわしのみこと):開運・商売繁盛の神、大鳥信仰の中心的存在

倉稲魂命は稲荷神として広く知られ、商売繁盛や産業発展の御神徳があるとされます。天日鷲命は江戸時代中期に配祀され、酉の市の由来となった神様です。この二柱の御祭神により、市守大鳥神社は商売繁盛・開運招福・出世開運の御利益で知られています。

市守大鳥神社の歴史

創建の経緯

市守大鳥神社の創建は天正18年(1590年)に遡ります。この年、豊臣秀吉による小田原合戦の際に八王子城が落城し、旧城下町の住人たちは新たな居住地への移転を余儀なくされました。

徳川家康の関東入国後、八王子城の旧城下町から甲州街道沿いに新しい八王子宿が整備されることとなりました。この八王子宿では、毎月4と8のつく日(四日、八日、十四日、十八日、二十四日、二十八日)に市場が開かれ、商業の中心地として発展していきます。

この市場の守護神として、倉稲魂命を勧請して創建されたのが市守大鳥神社の始まりです。当初は「市神社」「市守稲荷」「出世稲荷」などと呼ばれ、八王子宿の商人や住民から篤い信仰を集めました。

江戸時代の発展

江戸時代中期になると、大鳥信仰が江戸を中心に広まりました。この流れを受けて、市守稲荷にも天日鷲命が配祀され、「市守大鳥神社」として現在の社名となりました。

甲州街道の宿場町として栄えた八王子宿において、市守大鳥神社は商業の守護神として重要な役割を果たしました。特に定期市が開かれる日には、商人たちが商売繁盛を祈願するため参拝に訪れ、神社は地域経済の精神的支柱となっていました。

近代以降

明治時代の社格制度では村社に列格され、地域の重要な神社として認められました。戦後も八王子市の中心部に位置する神社として、地域住民や商店街の人々から信仰を集め続けています。

現代では、毎年11月の酉の市が八王子の風物詩として定着し、多くの参拝者が訪れる神社として知られています。

文化財・境内案内

境内の見どころ

市守大鳥神社の境内は、都市部に位置しながらも静謐な雰囲気を保っています。甲州街道に面した鳥居をくぐると、参道が本殿へと続きます。

鳥居:甲州街道沿いに立つ鳥居は、八王子宿の入り口近くに位置し、江戸時代から変わらぬ場所で参拝者を迎えています。

本殿:木造の本殿は、伝統的な神社建築の様式を保ちながら、定期的な修繕により良好な状態が維持されています。

社務所:御朱印や授与品を受けることができる社務所では、丁寧な対応で参拝者を迎えてくれます。

境内は広くはありませんが、清掃が行き届き、都会の喧騒から離れて静かに参拝できる空間となっています。

授与品

市守大鳥神社では、商売繁盛や開運招福に関連した授与品が用意されています。特に酉の市の期間中には、熊手などの縁起物が授与され、多くの参拝者が新年の商売繁盛を祈願して求めます。

通常時にも、お守りや御札などが授与されており、出世開運や商売繁盛を願う人々に人気があります。

祭事・年中行事

八王子酉の市

市守大鳥神社で最も重要な祭事が、毎年11月の酉の日に開催される「八王子酉の市」です。

酉の市は、天日鷲命を祀る神社で行われる祭礼で、江戸時代から商売繁盛を願う人々が熊手などの縁起物を求めて参拝する伝統行事です。市守大鳥神社の酉の市は、浅草の鷲神社、新宿の花園神社と並び、東京近郊の代表的な酉の市の一つとして知られています。

開催日:11月の酉の日(年によって2回または3回)
時間:前夜祭から当日深夜まで
内容:熊手などの縁起物の販売、露店の出店、商売繁盛祈願

酉の市の期間中、境内と周辺の甲州街道には多数の露店が立ち並び、熊手を売る威勢の良い掛け声が響き渡ります。熊手は「福を掻き込む」縁起物として、毎年少しずつ大きなものに買い替える習慣があり、商売をする人々にとって欠かせない年中行事となっています。

その他の年中行事

  • 元旦祭:1月1日、新年の幸福を祈願
  • 節分祭:2月、厄除け・招福祈願
  • 例大祭:年に一度の重要な祭礼

各祭事の詳細な日程や時間については、参拝前に神社に確認することをおすすめします。

御朱印・御朱印帳情報

御朱印について

市守大鳥神社では、参拝者向けに御朱印を授与しています。

授与場所:社務所
受付時間:通常の参拝時間内(詳細は神社に確認)
初穂料:一般的な金額(300〜500円程度)

御朱印には「市守大鳥神社」の墨書きと朱印が押され、参拝の記念として多くの参拝者に人気があります。特に酉の市の期間中は、特別な御朱印が授与される場合もあるため、御朱印集めをしている方は事前に最新情報を確認すると良いでしょう。

御朱印帳

市守大鳥神社オリジナルの御朱印帳が授与されているかについては、社務所で確認してください。八王子市内の神社巡りをする際には、地元の神社で御朱印帳を求めるのも記念になります。

アクセス・交通案内

最寄駅・路線

市守大鳥神社へは、複数の駅からアクセス可能です。

京王電鉄京王線:

  • 京王八王子駅から徒歩約5分(最も近い駅)
  • 京王八王子駅から北へ、甲州街道方面に向かって徒歩で到達できます

JR線:

  • JR八王子駅(中央線・横浜線・八高線)から徒歩約7分
  • JR八王子駅北口から甲州街道を西へ進み、横山町方面へ

どちらの駅からも徒歩圏内で、八王子市の中心部に位置しているため、アクセスは非常に良好です。

最寄のバス停・路線

バス停:「横山町」または「八王子駅北口」
運行会社:京王バス、西東京バスなど

八王子駅からバスを利用する場合、甲州街道沿いのバス停で下車すると便利です。ただし、駅から徒歩圏内のため、天候が良ければ歩いて参拝することをおすすめします。

地図・マップ

市守大鳥神社は甲州街道(国道20号)沿いに位置しているため、地図アプリやカーナビで「市守大鳥神社」または住所「東京都八王子市横山町25-3」を検索すれば容易に見つけることができます。

Google マップなどのオンライン地図サービスでも、神社の位置が正確に表示され、最新の経路案内を取得できます。

駐車場

神社専用の大規模駐車場はありませんが、周辺にはコインパーキングが複数あります。ただし、酉の市などの祭事期間中は周辺道路が混雑するため、公共交通機関の利用が推奨されます。

参拝のマナーと注意点

参拝作法

神社参拝の基本的な作法を守って参拝しましょう。

  1. 鳥居をくぐる前に一礼:神域に入る際の礼儀
  2. 手水舎で清める:左手、右手、口の順に清める
  3. 本殿での参拝:二拝二拍手一拝(二礼二拍手一礼)
  4. 退出時も一礼:鳥居を出る際に振り返って一礼

撮影について

境内での写真撮影は一般的に許可されていますが、本殿内部や祭事中の撮影については制限がある場合があります。撮影する際は、他の参拝者の迷惑にならないよう配慮し、必要に応じて社務所に確認しましょう。

参拝時間

神社の参拝自体は基本的に日中いつでも可能ですが、御朱印や授与品を求める場合は社務所の受付時間内に訪れる必要があります。詳細な時間については、事前に神社に問い合わせることをおすすめします。

周辺の見どころ

八王子市内の関連スポット

市守大鳥神社の参拝と合わせて、八王子市内の他の史跡や神社仏閣を巡るのもおすすめです。

八王子城跡:市守大鳥神社創建のきっかけとなった八王子城の遺構が残る史跡。国の史跡に指定されており、戦国時代の歴史に触れることができます。

子安神社:八王子市内の古社で、安産祈願で知られる神社

八王子駅周辺商店街:市守大鳥神社が守護してきた八王子の商業地域。現代でも活気ある商店街が広がっています。

甲州街道の歴史

市守大鳥神社が面する甲州街道は、江戸時代の五街道の一つで、江戸と甲府を結ぶ重要な街道でした。八王子宿はその主要な宿場町として栄え、市守大鳥神社はその商業活動を見守ってきました。

甲州街道沿いを歩くと、今でも宿場町の面影を感じることができ、歴史散策を楽しめます。

市守大鳥神社の魅力まとめ

市守大鳥神社は、八王子の歴史と深く結びついた神社です。天正18年(1590年)の八王子城落城から八王子宿の形成という激動の時代に創建され、以来400年以上にわたって地域の商業と人々の生活を見守ってきました。

商売繁盛の御利益:倉稲魂命と天日鷲命という二柱の商業神を祀り、商売繁盛・開運招福の御利益で知られています。

八王子酉の市:毎年11月の酉の市は、東京近郊でも有数の規模を誇り、多くの参拝者で賑わう伝統行事です。

アクセスの良さ:京王八王子駅から徒歩5分、JR八王子駅から徒歩7分と、都心からのアクセスも良好で、気軽に参拝できます。

歴史的価値:八王子宿の市場守護神として、地域の歴史と文化を今に伝える貴重な存在です。

市守大鳥神社は、八王子市の歴史を知る上でも、商売繁盛や開運を祈願する上でも、訪れる価値のある神社です。静かな境内で手を合わせ、400年以上続く歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

参拝前の確認事項

参拝を計画される際は、以下の点を事前に確認することをおすすめします。

  • 祭事の日程:酉の市などの祭事に合わせて参拝したい場合は、最新の日程を確認
  • 御朱印受付時間:社務所の受付時間を事前に確認
  • アクセス方法:最寄駅からの徒歩ルートを地図で確認
  • 周辺施設:参拝後の食事や休憩場所を計画

市守大鳥神社の公式情報や最新の情報については、八王子市の観光案内や神社関連の情報サイトで確認できます。特に酉の市の期間中は混雑が予想されるため、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。

東京都八王子市の歴史ある市守大鳥神社で、商売繁盛と開運招福を祈願し、八王子の歴史と文化に触れる充実した参拝をお楽しみください。

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