深川稲荷神社(東京都江東区)

深川稲荷神社(東京都江東区)
住所 〒135-0024 東京都江東区清澄2丁目12−12

深川稲荷神社(東京都江東区)完全ガイド|御朱印・深川七福神布袋尊・歴史とアクセス

東京都江東区清澄に鎮座する深川稲荷神社は、寛永7年(1630年)創建の歴史ある神社です。深川七福神の布袋尊を祀る神社として知られ、清澄白河駅から徒歩圏内という好立地から、地元住民だけでなく多くの参拝者が訪れます。本記事では、深川稲荷神社の歴史、御朱印情報、アクセス方法、周辺スポットまで詳しくご紹介します。

深川稲荷神社の基本情報

深川稲荷神社は東京都江東区清澄2-12-12に位置する神社で、住宅街の中に静かに佇んでいます。

所在地・アクセス

住所: 東京都江東区清澄2-12-12

最寄駅:

  • 東京メトロ半蔵門線・都営地下鉄大江戸線「清澄白河駅」より徒歩約5分
  • A3出口を出て清澄通りを南下し、清澄二丁目交差点を左折

清澄白河駅から近く、清澄庭園や深川江戸資料館などの観光スポットと合わせて訪れることができます。普段は静かな住宅街に位置しているため、落ち着いた雰囲気の中で参拝できるのが特徴です。

主祭神と社格

主祭神: 宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)・宇賀魂命(うがのみたまのみこと)

宇迦之御魂神は稲荷神として広く知られ、五穀豊穣、商売繁盛、産業興隆の神として信仰を集めています。

社格: 旧無格社

別名: 西大稲荷(にしおおいなり)

札所: 深川七福神の布袋尊

深川稲荷神社の歴史

江戸時代初期の創建

深川稲荷神社は寛永7年(1630年)に創建されました。これは江戸時代初期、徳川三代将軍家光の時代にあたります。深川地区の中でも創立が古い神社の一つとして、地域の信仰を集めてきました。

西大稲荷という名称

創建当初から長い間、深川稲荷神社は「西大稲荷」と呼ばれていました。これは当地の旧町名が「深川西大工町」であったことに由来します。西大工町は、江戸城の普請に携わった大工職人たちが多く住んでいた地域で、その西側に鎮座していたことからこの名がついたとされています。

関東大震災と東京大空襲

深川稲荷神社は、大正12年(1923年)の関東大震災と昭和20年(1945年)の東京大空襲という二度の大災害で被災しました。特に関東大震災では深川地域全体が大きな被害を受け、多くの古文書や記録が焼失してしまいました。このため、創建当初の詳細な由緒や経緯については不明な点も多く残されています。

戦後の復興と改称

関東大震災後の区画整理により、深川西大工町という町名が変更されました。昭和27年(1952年)頃から、それまでの「西大稲荷」という通称に代わり、現在の「深川稲荷神社」という名称が使われるようになりました。この改称により、深川地域を代表する神社としての性格がより明確になったといえます。

深川七福神と布袋尊

深川七福神巡りとは

深川七福神は、東京都江東区の南部、深川地域にある7つの神社に祀られている七福神を巡る伝統的な行事です。明治時代から始まったこの七福神巡りは、現在も正月を中心に多くの参拝者で賑わいます。

深川七福神を構成する神社は以下の通りです:

  1. 深川稲荷神社 – 布袋尊
  2. 深川神明宮 – 寿老神
  3. 龍光院 – 毘沙門天
  4. 円珠院 – 大黒天
  5. 心行寺 – 福禄寿
  6. 冬木弁財天 – 弁財天
  7. 富岡八幡宮 – 恵比寿神

布袋尊について

深川稲荷神社に祀られている布袋尊は、七福神の中でも特に人気の高い福の神です。大きなお腹と笑顔が特徴的で、度量の広さ、円満な家庭、商売繁盛を象徴しています。

布袋尊は実在の人物、中国唐代の禅僧・契此(かいし)がモデルとされています。常に大きな袋を背負い、笑顔を絶やさなかったことから「布袋」という名で親しまれるようになりました。

深川稲荷神社では、境内に布袋尊の像が安置されており、参拝者は布袋尊の大きなお腹を撫でることで福を授かるとされています。

七福神巡りのルート

深川七福神巡りは、清澄白河駅や門前仲町駅を起点として、徒歩で約2〜3時間で巡ることができます。深川稲荷神社は清澄白河駅から最も近い札所の一つであり、七福神巡りのスタート地点として選ばれることも多い神社です。

正月期間中(1月1日〜7日)は特に多くの参拝者が訪れ、各神社では色紙や宝船の授与も行われています。

御朱印情報

御朱印の特徴

深川稲荷神社では御朱印を授与していますが、普段は無人の神社となっているため、御朱印の授与方法には注意が必要です。

通常時の御朱印授与:

  • 神社は基本的に無人のため、書置きの御朱印が用意されている場合があります
  • 初穂料は賽銭箱に納める形式が一般的です
  • 御朱印の有無や授与形式は時期により変動する可能性があります

深川七福神巡り期間中(正月):

  • 1月1日〜7日の期間中は、係員が常駐し直接御朱印を授与してもらえます
  • 深川七福神専用の色紙や宝船への記帳も可能です
  • この期間は多くの参拝者で賑わうため、待ち時間が発生することもあります

御朱印のデザイン

深川稲荷神社の御朱印には「深川稲荷神社」の墨書きと朱印が押されます。深川七福神巡りの際には「布袋尊」の文字も記されることがあります。

シンプルながら力強い書体が特徴で、稲荷神社らしい朱色の印が美しい御朱印として人気があります。

御朱印帳について

深川稲荷神社オリジナルの御朱印帳の授与については、時期や状況により異なる場合があります。深川七福神巡り専用の色紙や御朱印帳は、富岡八幡宮など深川七福神の主要な神社で入手可能です。

境内の見どころ

拝殿

深川稲荷神社の拝殿は、戦後に再建されたもので、コンパクトながらも伝統的な神社建築の様式を備えています。住宅街の中に位置するため規模は大きくありませんが、清潔に保たれ、地元の方々の信仰の場として大切にされていることが感じられます。

布袋尊像

境内には深川七福神の一つである布袋尊の像が安置されています。にこやかな表情と大きなお腹が特徴的で、多くの参拝者がこの像の前で記念撮影をする姿が見られます。

鳥居と社号標

入口には朱色の鳥居が立ち、「深川稲荷神社」と刻まれた社号標が参拝者を迎えます。住宅街の中にありながら、鳥居をくぐると神域としての静謐な雰囲気が感じられます。

狛犬

境内には一対の狛犬が安置されています。関東大震災や戦災を乗り越えて残されたものか、戦後に奉納されたものかは定かではありませんが、神社を守護する存在として鎮座しています。

授与品・お守り

深川稲荷神社は普段は無人の神社ですが、正月期間中など特定の時期には授与品が用意されることがあります。

主な授与品

  • 深川七福神の色紙・宝船: 正月期間中に授与
  • お守り: 商売繁盛、家内安全などのお守り(時期により異なる)
  • 絵馬: 願い事を書いて奉納できます

稲荷神社らしく、商売繁盛や事業成功を願う参拝者が多く訪れます。

年中行事

初詣・深川七福神巡り(1月1日〜7日)

深川稲荷神社で最も賑わうのが正月期間です。深川七福神巡りの札所として、多くの参拝者が布袋尊に参拝に訪れます。この期間中は係員が常駐し、御朱印の授与や七福神グッズの販売が行われます。

例大祭

年に一度の例大祭が執り行われますが、具体的な日程や内容については事前に確認することをおすすめします。地元の氏子によって神社が支えられており、地域に根ざした祭礼が行われています。

深川稲荷神社周辺のおすすめスポット

清澄庭園(徒歩約5分)

深川稲荷神社から徒歩5分ほどの場所にある都立庭園です。明治時代の代表的な回遊式林泉庭園で、四季折々の美しい景観が楽しめます。深川稲荷神社参拝と合わせて訪れるのに最適なスポットです。

深川江戸資料館(徒歩約7分)

江戸時代の深川の町並みを実物大で再現した資料館です。当時の庶民の暮らしぶりを体感でき、深川の歴史を学ぶことができます。

富岡八幡宮(徒歩約10分)

深川を代表する神社で、深川七福神の恵比寿神を祀っています。江戸三大祭の一つ「深川八幡祭り」で知られ、境内には日本一の黄金神輿があります。

ブルーボトルコーヒー清澄白河店(徒歩約7分)

清澄白河はコーヒーの街としても知られており、ブルーボトルコーヒーの日本1号店があります。参拝後のカフェタイムにおすすめです。

深川不動堂(徒歩約12分)

成田山新勝寺の東京別院で、毎月28日の縁日には多くの参拝者で賑わいます。門前仲町駅周辺には下町情緒あふれる商店街も広がっています。

参拝のマナーと注意点

無人神社での参拝マナー

深川稲荷神社は普段は無人の神社です。以下の点に注意して参拝しましょう:

  1. 静粛に参拝する: 住宅街の中にあるため、大声を出したり騒いだりしないよう配慮が必要です
  2. 御朱印について: 書置きの御朱印がある場合は、初穂料を賽銭箱に納めて拝受します
  3. 境内の清潔を保つ: ゴミは必ず持ち帰りましょう
  4. 写真撮影: 他の参拝者の迷惑にならないよう配慮して撮影します

参拝の作法

  1. 鳥居の前で一礼してから境内に入ります
  2. 手水舎があれば手と口を清めます
  3. 拝殿前で賽銭を納めます
  4. 二礼二拍手一礼の作法で参拝します
  5. 布袋尊にもお参りします
  6. 帰る際は鳥居を出てから振り返り、一礼します

深川稲荷神社へのアクセス詳細

電車でのアクセス

清澄白河駅から:

  • 東京メトロ半蔵門線・都営地下鉄大江戸線「清澄白河駅」A3出口より徒歩約5分
  • 出口を出て清澄通りを南下
  • 清澄二丁目交差点を左折し、住宅街に入って約100m

門前仲町駅から:

  • 東京メトロ東西線・都営地下鉄大江戸線「門前仲町駅」より徒歩約12分
  • 清澄通りを北上するルート

バスでのアクセス

都営バス「清澄庭園前」バス停下車、徒歩約3分

車でのアクセス

神社専用の駐車場はありません。周辺のコインパーキングを利用するか、公共交通機関でのアクセスをおすすめします。清澄白河駅周辺にはいくつかのコインパーキングがあります。

深川稲荷神社の魅力

地元に愛される神社

深川稲荷神社は、大規模な観光神社ではなく、地元の人々に愛される小さな神社です。普段は静かな住宅街の中にあり、地域住民の信仰の場として機能しています。このような「地元密着型」の神社は、東京の下町文化を今に伝える貴重な存在といえます。

深川七福神巡りの魅力

深川七福神巡りは、江戸の歴史と文化を感じながら、徒歩で深川地域を巡ることができる人気の行事です。深川稲荷神社はその中でも清澄白河駅から近く、アクセスしやすい札所として、七福神巡りのスタート地点に最適です。

正月期間中には、色紙や宝船を持って七福神を巡る参拝者の姿が多く見られ、新年の福を求める人々の熱気が感じられます。

清澄白河エリアの魅力

清澄白河エリアは、近年カフェやギャラリーが増え、「東京のブルックリン」とも呼ばれる注目のエリアです。古い下町の雰囲気と新しい文化が融合した独特の街並みが魅力で、深川稲荷神社への参拝と合わせて、エリア散策を楽しむことができます。

清澄庭園での自然散策、深川江戸資料館での歴史学習、おしゃれなカフェでのコーヒータイムなど、一日かけて楽しめるスポットが集まっています。

まとめ

深川稲荷神社は、1630年創建の歴史を持ち、深川七福神の布袋尊を祀る神社として、多くの参拝者に親しまれています。清澄白河駅から徒歩5分という好立地にありながら、住宅街の中の静かな環境で、落ち着いた参拝ができるのが魅力です。

普段は無人の小さな神社ですが、正月の深川七福神巡りの時期には多くの参拝者で賑わい、地域の信仰の中心として重要な役割を果たしています。関東大震災や東京大空襲という困難を乗り越えて現在に至る歴史は、深川地域の歴史そのものでもあります。

清澄白河エリアを訪れる際には、ぜひ深川稲荷神社に立ち寄り、布袋尊の福をいただいてはいかがでしょうか。周辺の清澄庭園や深川江戸資料館、おしゃれなカフェと合わせて、充実した一日を過ごすことができるでしょう。

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